星座別生きがい論・序 |  ZEPHYR

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 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

前々から書こうと思っていたシリーズ記事。
星座別生きがい論。
これは妻の一言から始まっています。
「生きがいって、わからん」
だそうです。彼女にとっては、実体のない、つかみきれないものが生きがいのようです。

「生きがい」を広辞苑で引くと、「生きているはりあい」「生きていてよかったと思えること」という説明を目にすることができます。
ご説ごもっとも。
生きがいって、そういうものですよね。でも、これがないと人間、ホントに生きていること自体に無気力になったり、悪い場合には人生に嫌気がさしたりします。

「生きがい」という言葉には、生きていく目的、みたいな意味合いも含まれて使用されることがあります。
そのため理屈で生きていない妻のようなタイプには、「そんなこと言われてもわからん」ということになってしまいます。
また自分で特にやりたいこともない、達成したい目的もない。こういう方も実に多いと思います。
そういう目的としての「生きがい」のとらえ方をすると、たしかに「わからん」「自分にはない」ということになりがちです。

でも、本来の意味は広辞苑にあるとおり、ちょっと違っています。
「生きているはりあい」「生きていてよかったと思えること」というのは、人間、誰もが持っています。
私は妻が生き生きとしているときはどんなときなのか知っています。彼女が生きていてよかったと思える瞬間がどんなときなのか知っています。
彼女も言われてみれば、「ああ、そうか」と思うでしょう。

誰もが「生きていてよかったと思えること」というのは、あります。
これがない人間は、おそらくいないと思います。今、どんなに悲嘆に暮れていても、失意のどん底にいても、生きていてよかったと思える瞬間は、誰もが等しく手に入れることができます。

そんな「生きがい」。
これをいつどんなときに感じるかは、人それぞれ異なっています。
そこでこれ以降、しばらくこの星座別生きがい論というのを書いていこうと思います。それぞれの星座の特質を持つ人に、自分に合った生きがいを感じ取って頂く、そのきっかけにでもなればと思います。
もちろん、自分は12星座占いの水瓶座だが、言われているような水瓶座の生きがいは感じないぞ、と言われる方も出てくると思います。
ホロスコープ・チャートは12星座占いのようにおおざっぱなものではなく、個人のものだからです。
水瓶座生まれなのに、限りなく魚座的な人も存在します。
獅子座生まれなのに、読んでみたら双子座の項目の方が自分には共感できる、というケースもあると思います。

したがって、この論考は12星座への押しつけでも何でもありません。
1人の人間でさえ、多くは多様な顔を持っています。
その多様なもののどこに共鳴するか、感じ取っていただけば幸いに存じます。

長いシリーズ記事になりますので、日常的な記事も間に挟みながら、ゆっくりやっていこうかなと考えております。
初回は、やはり牡羊座です。


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