もうすぐ備前 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

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家内の晴れ女パワーが炸裂して、私の雷雨男パワーを圧倒したようです。
今、山陽自動車道を快走中。

向かうのは、淡路島。
「日本始原の地」
古事記・日本書紀によると、原初、イザナギとイザナミという夫婦神によって、日本の国土と神々が生み出されたことになっている。
「国生み神話」です。
この二柱の神によって、オノコロという島が生み出されるが、これは流されていってしまう。次に生み出されたのが、淡路島ということになっている。
その後、夫婦神は隠岐や四国や九州、吉備の児島(私の住んでいるところ)、本州などの国土を生み出していく。

私はずっと長いこと、この国生み神話の舞台、初期の日本神話の舞台が、瀬戸内海を中心にしているように思えることに、疑問と関心を抱いてきた。
これは奇異なことに思えます。
なぜなら日本は歴史的に、西から、大陸からの文化の流れを受けてきました。
神話の始まりも、そうであることが自然に思えます。
しかし、なぜか淡路から始まっている(オノコロは所在不明の島。ただ淡路島にはオノコロ神社やそうした地名もありますし、淡路島自体をオノコロとする説も)。

出雲神話、日向神話と後に続く物語の源が、淡路など瀬戸内海にあった。
内海はまさに母体の子宮のように、物語と歴史を生み出す大本になっていったのではないだろうか。

淡路島にはイザナギ神宮がある。
そして、他にも何か大きな秘密があるような気がする。

だからこそ、一度は行ってみたかった。
まずは、その地へ。