古代へトラベル |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
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3日。出雲に出かけてきた。
目的は今年3月に開館したばかりの、島根県立古代出雲歴史博物館を見学することである。
出雲大社のすぐ隣にできたこの博物館では、古代出雲の数々の出土品はもちろんのこと、大社の境内から発見された巨大柱、そして現在は開館記念特別展として宗像大社、熊野速玉大社、春日大社、祇園八坂神社、伊勢神宮、出雲大社、日御碕神社などの神宝が展示されている。
巨大な三本柱は、偶然ではあるが、発掘中に出雲大社にお参りして、目にしたことがあったのだが、今回は発掘された全景を見ることができる上、普段は目にすることのできない格式高い神社のご神宝を見ることができるとあって、どうしてもこの期間中に行っておきたかった。

やはり圧巻は、発掘された古代の宇豆柱と、荒神谷遺跡、加茂岩倉遺跡などから出土した大量の銅剣、銅矛、銅鐸である。
これらが大量埋納されたミステリーと、歴史の流れに思いを馳せた。
博物館は平日だというのに(春休みというのもあるのだろうが)、人で溢れていた。
古代のロマンに惹かれる人がこんなにもいるのかと驚く。もっとも単に出雲の新名所というだけの理由で訪れた人もいるだろうが、しかし、素晴らしい展示物の数々だった。

見学後、出雲大社に参拝した。
折から桜の開花とシンクロして、参道の桜も満開。
帰路には大山も全容を見せてくれた。