奇跡の個体、それは… |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

私が発見した「奇跡の個体」。

それは人間である。


実を言えば、先日来、キャロル・アドリエンヌの著書、「数秘術 マスター・キット」を片手に研究を重ねている。

キャロル・アドリエンヌはこのブログでも「人生の意味」「人生の選択」などの著書を紹介したことのある、スピリチュアルな探求家で、占術においては数秘術のプロでもある。

以前、このブログ上で、数秘術による作家の統計結果を発表したことがある。そうしたことをやってみたのも、彼女の著書の中で数秘術について触れていたからだ。ところが、数秘術にもどうやらいくつかの流派というのか、異なる方法を採るやり方があるらしいとわかってきた。

私が以前に作家の統計結果を出したやり方と、彼女のやり方が異なることにも気づいていた。

彼女はどういう流派の数秘術を学んだのか?

その答えが、「数秘術 マスター・キット」に用意されていた。


なるほど、アルファベットの数字変換表が、私がこれまで知っていたカリオストロ変換表とはまったく異なっていたのだ。

果たして、どちらが正しいのか?


そうして作家の統計を、キャロル・アドリエンヌの方法で採り直してみた。

気を持たせて悪いが、その結果は次回に詳細を述べたいと思う。プロの作家の持つ傾向について、実に驚くべき事が次々に判明したということだけ、予告しておこう。


作家の統計はもちろんだが、キャロル・アドリエンヌの数秘術が正しいのかどうか、検証するのはやはり自分や身近な人間の現実に照らし合わせることになる。

自分自身に関しては、以前のやり方よりも現実に近い、納得の結果が出た。

そうして家族や友人に、検証のエリアを広げていったとき、驚くべき人物がわりと身近に存在することに気づいた。


個人情報でもあるので、ここでそれが誰かということは言わない。

が、その人物は驚異的な数秘術のチャートを持っていた。


数秘術は生年月日、それに姓名(アルファベットで行う)を数字に変換し、それらの数を和していき、その合計数が34なら、さらに3+4=5というふうに分解して和し、単数変換を行っていく占術だ。

そうして誕生数、運命数(姓名数)、実現数、ハート数、人格数、習慣数、ほかいくつかの項目の数字を出していくのだが、これらの中で誕生数と運命数などが同じ数字になってしまう場合がある。

確率的にはやや低い。

が、成功者やプロの作家にもこういうダブリの傾向が発見された。

ところが――。


なんと二つのダブリなどではなく、誕生数も運命数も、実現数も、ハート数も人格数も、そして誕生日と、なんと6項目で同じ数字を持つ人物が身近に存在していたのだ。

なんでも松井秀喜選手が似たような統一数字を持ち、彼の場合は3だそうだ。

それに匹敵するくらいの、統一数字。

6項目で同じ数字になるというのは、ほとんど奇跡的なことで、私は発見したときにそのチャートの見事さに唸ってしまった。そしてその人物にはたぶんまだまだ見えていない潜在的な能力が秘められていることを確信したのである。


その数字がなんであるか、そしてそれが誰であるかはここでは述べない。が、本人には結果を通達してあるので、これを読んでくれたら「ああ、自分のことだ」とわかるはず。

百何十人も調べたのに、このような人間はその人ひとりしかいなかったのだ。


雪の結晶には一つとして同じものはない。

これは奇跡的な事実だ。

何千兆もの結晶は、どれもそれぞれ形が違っているのだ。

人間もまた同じ。

一つとして同じものはない。

これもまた奇跡だろう。


しかし、この数字の重なりを持つ人物。

これはまさに「奇跡の個体」である。


ちなみに前回のブログで述べたランボルギーニ・カウンタック。奇跡の個体。

カウンタックとはイタリア語の発音では、「クンタッシ」。

驚きを意味する。

これから私はその人物のことを、カウンタック〇〇さんと呼ぶことにしよう。