今年の7月23日、朝7時過ぎに大阪の我が家を出て、9時半には京都の嵐山に着いた。


 美味しいお店とか、そんな目的はなく、ただ、久しぶりにロードバイクに乗るだけのサイクリング。

 嵐山に来るのもかれこれ10度目くらい。新鮮なドキドキ感は少ないけど、走ることそのものが快適。


 天気も良い。ただし、昼以降は猛烈に暑くなりそう。

 休憩もそこそこに帰らなくては。


 ところが帰り道、さくらであい館でロードバイク関連の出店があり(例えば洗車のラバッジオさんの実演とか)、面白そうだったので、ウロウロしたり、かき氷を食べたりしたため、さくらであい館を出る頃には11時になってしまっていた。


 午前中とはいえ、既に暑い。

 ここから家までは28kmで約1時間15分くらい。ここで偶々ドライブレコーダーをセットしてから出発。

 結果的に、これで転倒事故を記録することになった。


 車も通らないまっすぐな淀川サイクルロードを、時速30キロくらいで走ってただけなのに😢

 一瞬集中力が途切れ、気づいたら目の前に草むらが。。。


 あっと思ったら、ロードバイクごと草むらに突っ込んで、身体が宙を舞い、次に左肩から地面に叩きつけられた。左肩がゆっくりと身体にめり込むのが分かる。

 ヤバイ😰 鎖骨を折ったようだ。


 起き上がってバイクを右手だけで草むらから出す。チェーンが外れている。

 これを直そうと思わず左手を出すと、左上半身が痛くて力が入らない。

 なんとか痛い左手でロードバイクを支え、右手だけでチェーンを嵌めた。

 ロードバイクはチェーンが外れた以外は大丈夫そうだ。


 さて、これからどうしよう🤔

我が家まではまだ16kmくらいある。

ここで救急車を呼ぶか。

でもそうすると、ロードバイクはここに放置されるんだろうなあ。

それは嫌だからとにかく家に帰ろう。


 ロードバイクに乗ろうとするが、痛くて左手でハンドルを支えることができない。

 しかし、この炎天下16kmを押し歩くなんて不可能。

 痛みを我慢してロードバイクに跨り、その後は右手だけで走り出した。

 困ったのは、淀川サイクルロードに何ヶ所もある車止め。ロードバイクを降りるにしろ、乗ったままにしろ、左手を使わないと車止めを通過できない。

でも、これ以外に方法はないのだからとひたすら我慢。

 大丈夫ですか?と通りすがりのロードバイク乗りが声をかけてくれた。大丈夫ですと無理して微笑む。ありがたいけど、何をお願いして良いか分からない。


 やがて淀川サイクルロードから一般道へ。ここから自宅までは約3.5km。

 もうロードバイクに乗るのは無理。信号や歩行者や車など、一般道は停まらないといけない場合が多い。お尻をサドルからずらし、トップチューブの上に持ってくるだけでも左手の支えが必要だ。

そんな頻繁な激痛には耐えられそうもない。


 仕方なくロードバイクを押し歩く。ビンディングシューズが歩きにくい。できるだけ日陰を歩くが日照りは容赦ない。

 心が折れそうになるけど、こうなると家に歩きつく以外に道はない。

 やっと家に着いた時には午後1時半になっていた。


  以下の続きはまた後日。