↑改造前のグラベルロードです。


↑改造後ロードバイクです。色目が前と同じなので、外観はあまり変わったようにみえませんが、走行性能は別物です。

2.ハンドルバーの交換

元々付いていたハンドルバーはControltechのFlare で幅は400mmです。
このハンドルバーは下側がハの字に広がっていて、下側の幅は500mmあります。
荒れた道でも下ハンで安定した走行ができるようにするためですが、私が目指すのはザ・ロードバイクですからこんな工夫は不要です。
で、ハンドルバーを上下の幅が同じ日東の「M106-SSB」に変えました。7000円くらいで買えました。私の肩幅が40センチなので、今度のハンドルバーの幅も400ミリ(40センチ)を選びました。

新旧どちらのハンドルバーもアルミ製で重さも335gと同じでした。できればもっと軽くしたかったですが、命を預ける部分ですから、重さより安心できる日東製にしました。

バーテープは、Fizikの「Vent ソロカッシュ タッキー」 3600円にしました。2.7ミリ厚で、ハンドルへの衝撃緩和が期待できそうです。
バーテープ巻きは正直言ってあまり上手にはできませんでした。でも一応使用には耐えます。

ハンドルバーの交換とバーテープ巻きは、難易度としてはそれほど大したことはありませんでした。


3.スプロケットとチェーンの交換

当初は、これらは変えないで元々ついていたものを流用しようと思っていました。
元々付いていたスプロケットは「CS-HG700-11」で、11-34Tです。
最大歯数34Tというのは「超乙女ギア」と呼ばれ、軟弱者が使う歯車だそうです(笑)
ところが、最近、若い男性のロードバイク乗りでもわざわざこれに変える人がおられるそうですから、ロードバイクに付けてもそれほどおかしくはないのかもしれません。
ただ、チェーンリングが標準の53T-39Tならスプロケットの最大歯数を34Tにするのもありなのかもしれませんが、私のチェーンリングは50T-34Tのコンパクトサイズなので、インナーローにすると34Tと34Tとなり、ギア比が1:1ですから登り坂でもホント前に進みません。
実際これまでスプロケットの34Tはほとんど使っていないのです。

私のイメージするロードバイクのスプロケットはクロスレシオの11-25Tあるいは11-28Tなのですが、最終的に11-30Tにしました。
理由は、私のリアディレイラー「RD-R7000-GS」は34Tが使えるようにするために、プーリーが付いたアーム部分が長くなっているので、最大歯数が25T以下のスプロケットでは歯車が小さくてうまく変速しないようなのです。
11-28Tはかろうじて変速できるようですが、そのかろうじてというのは無理がありそうで私は好きではありません。
勿論リアディレイラーをGSタイプから アームの短いSSタイプに交換すれば11-25Tでも使えるのですが、リアディレイラーは変えたくありませんでした。
できれば、取り外した35Cのタイヤが付いたホイールに11-34Tのスプロケットを付けたまま残しておいて、ホイールとチェーンさえ入れ替えれば元のグラベルロードとして使えるようにしたいんです。だからリアディレイラーは変えたくない。
取り外した35Cのタイヤにしても、11-34Tのスプロケットにしても、購入して6ヶ月、1000キロしか走ってないから使えるようにしておかないと勿体ない気がして😅

ホントのところ、自分の年齢を考えたら「超」は付かないけど「乙女ギア」と呼ばれる30Tくらいはあったほうがいいんだろうなあというのが本音です(笑)

以上の思考を経て、スプロケットは「CS-R8000 」の11-30Tに決めました。
あれっ??   R7000ではないの?
やっぱりせっかく変えるんだからというスケベ心が出ちゃうんですよね🤣
スプロケットはアルテグラにしました。これは7500円くらい。

スプロケットをアルテグラの新品に変えるなら、チェーンも1000キロ走った105のチェーンを再利用するのではなく、同じアルテグラの新品にすべきですよね?
という実にまともな理由でチェーンはアルテグラの「CN-HG701-11」を購入しました。これは4000円くらい。

チェーンカッターも1500円くらいの安いやつを購入したのですが、新しいチェーンの長さをどうやって決めるか、これでしばらく悩みました。

スプロケットの最大歯数が34Tから 30Tに減るわけですから、前のチェーンと同じ長さな訳はありません。

色んな人のYouTubeを見、ブログやシマノの販売店マニュアルも読みましたが、
フロントがダブルの場合、スプロケットの最大歯数が27T以下ならば、変速をアウタートップにしてガイドプーリーとテンションプーリーが垂直になるような長さにする。

スプロケットの最大歯数が28T以上ならば(私のは30Tだからこちら)、チェーンをアウターローに巻き付けて(プーリーは通さない)ジャストの長さで繋ぐことのできるところのビンから数えて3つ目のピンを切るというのが正解だと言われています(ジャストのところのビンも勘定に入れるので、つまり1コマ分長くする。)

しかし、この長さの決め方は、私のリアディレイラーのようにGSタイプの場合は当てはまらないのではないかという疑問が生じました。
普通の SSタイプのリアディレイラーよりアーム部分が長いのだから、チェーンの長さも長くしないといけないのでは?
でも、この情報がどこにもありませんでした😔

最終的にどうしたかというと、前のチェーンの長さがどうやって決められていたかを実際に調べればよいのではと考えました。

それで、元々付いていたチェーンを切り、プーリーを通さずに元のスプロケット装着時のアウターロー(50Tと34T)の歯車に巻き付けてみました。
すると、ジャストの長さのピンから数えて5ピン分の長さで切られていたことが分かりました。
つまり、GSタイプのリアディレイラーの場合は、チェーンの長さはアウターロー+3ピン(1コマ分)ではなく、+5ピン(つまり2コマ分)にすれば良いのだということです。

同じやり方で、新しいチェーンの長さを決めました。すなわち、新しいスプロケット装着後のアウターロー(50Tと30T)に巻き付けて、+5ピンで長さ決めたところ正解でした👍

ただ、そこまでは良かったのですが、新しいチェーンをコネクトピンで繋ぐのに2度失敗しました。ピンが途中で折れたり、チェーンのサイドが少し曲がってしまったり😔
YouTubeなどではチェーンカッターの使い方を詳しくは説明されていません。いかにも簡単そうにチェーンを繋いでおられますが、上手く使うには慎重さと慣れが必要です。
購入したチェーンには付属のコネクトピンは1本しか付いていませんので、初めての場合は、コネクトピンを余分に購入しておいた方が良いと思います。

でもまあ、なんとか新しいチェーンを無駄にすることなく、取り付けることができました👍

以上で、ロードバイクへの改造は完成です。
改造費用は軽く10万円を超えてますね😭
痛い出費ですが、これで満足しました😊
購入した工具類は今後のメンテナンスで役立つことでしょう。

改造後に合計150キロを走りましたが、走行性能がどう変わったかはまた後日書かせていただきます。

分かりやすい写真もなく、ただただ文章を繋げただけの長文を最後まで読んでくださり感謝申し上げます🙇‍♂️