アラフィフおっさんのサバゲ講座

 

 

我が家のクルツ3兄弟

・なれはてのクルツ

・クルツハイサイみっちゃんSP

・PDWカービン高級カスタム

 

今回のお話は、

先週弄ったPDWカービンを日曜日に実戦にシェイクダウンしたので

その後の話です。

 

まずはカスタム内容

ベースは約30年前に発売された当時のマルイPDW

内部

・ピストン:システマ製カスタムピストン8枚金属歯 吸気型樹脂製ピストンヘッド付き

・ギア類:モディファイ製モディファイドギアセット トルク型 セクター3枚カット

・メインスプリング:メーカー不明 おそらく110~120位のバネ

・スプリングガイド:メーカー不明 スラストベアリング付き

・ノズル:メーカー不明 内部にOリング入り 自作小口径加工

・配線:銀メッキシリコンコードに全交換

・FET:自作1石タイプ

・インナーバレル:マルイ真鍮バレルを150mmにカット加工

以上

初速は80台半ばの安心仕様

 

全て定価で用意すれば楽に中古クルツハイサイが買えると思います!w

 

これをマルイ1000モーターで

リポ11.1v駆動して実戦デビュー!

 

試射の段階では絶好調!

(自宅や試射で調子が良いのはお約束)

 

で、いざフィールドへ!

 

セミの切れが!

と喜んでいたら

バースト?

 

ま、いっか!

と使い続けると

ギアが勢い余ってバーストからの

セミのために動いている

カットオフレバーを中途半端に押し上げて止まると起きる

セミのロック現象が発生!

まぁ、フルに切り替えれば動くので

フルで問題なし!

と思えば

給弾されていないのか

フルオート時に空撃ちが混じる現象が…

 

チームメイトのカスタムマスター銀髪さんに聞いたら

「セクターチップ入れてます?」

と…

 

「Oh!セクターチップ!

No inside!」

 

つう事で

セクターチップを入れましょうかね?w

 

 

 

 

セクターチップって何ぞや?

 

セクターギアって、

実は3つの仕事をしている重要なギアなんです!

 

一つはすぐにわかりますが、

ピストンを後退させてメインスプリングを圧縮して

セクターギアの歯が外れた瞬間にピストンが解放されるという

電動ガンの根幹を担ってます。

 

二つ目は、メカボを開けると見えるタペットプレートを後退させています。

このタペットプレートがシリンダーの先についている

ノズルと組み合わさっていますので

チャンバー内のノズルが下がってBB弾がチャンバーに入り込むのです。

なので、セクターギアが高速回転すると

ノズルの下がっている時間が短くなるため

BB弾がチャンバーに入り込めない現象が起きるのです。

 

これを解決するためにセクターギアのタペットプレートと当たるピンに

セクターチップと呼ばれるパーツを装着します。

形状を見れば理解できますが、

タペットプレートが後退している時間を延長するわけですね。

 

追記

あらためて過去記事を確認したら

マルイハイサイクルツには、

純正でセクターチップが装着されていました!

 

余談ですが

三つ目の仕事も解説しますと、

セミオートの機構のためにトリガーに押されているスイッチの部品を

跳ね上げて通電を遮断する部品をカットオフレバーと言います。

このカットオフレバーを作動させているカムがセクターギアの裏側にあります。

このカムの山がすり減ったり、カットオフレバーの動きが悪いと

セミオートが不調をきたします。

中古の電動ガンのセミが効かない現象はこの辺にトラブルが有ります。

 

長くなりましたが、

今回はメカボを開けて、セクターチップをハメこむだけの簡単な作業の予定…

 

 

 

 

先ずは、メカボを取り出しますが

ふと見るとマガジンウエルの辺りでロアフレームが口を開いています。

以前にも開いたので金属板を接着したのですがはがれたようです。

余談ですが、

MP5系はここが開きやすいです。

特にクルツ系じゃない場合はモナカ構造のため接着もできないので

マガジンに横方向の力がかかると簡単に開きます。

カスタムパーツで挟み込む補強パーツが有るので

気になる人は装着しましょう!

冒頭の写真のみっちゃんクルツハイサイには装着されています。

(金額が3K円位する!)

クルツ系の場合はモナカ構造ではないので接着しても大丈夫です。

今回はABS用の接着剤を内部から塗っておきました。

 

モーターを抜いて、ロアフレームも外します。

ここで、3万モーターが入らなかった件を検証しました。

 

 

 

 

Ver3メカボの下部に付くグリップ固定用のパーツ

こいつが犯人でした!

わずかに3万モーターのピニオンが引っ掛かる!

おそらく、ハイサイクルツを売り出すにあたっては

穴を拡張したと思います。

(もしかしたら現行のクルツは広がっているかも?)

原因がわかれば簡単!

半丸ヤスリで削ってやりましたよ!www

 

さて、

メカボを開きましょう!

ここで、高級パーツの自慢を!w

モディファイドギアのおまけに付いてくる逆転防止ラッチ

高級品らしい加工がされています。

 

 

 

 

ほら!

ドライバーの先、

逆転防止ラッチの軸に溝が有るでしょ!

これを細いマイナスドライバーで時計回りに回すと

何という事でしょう!

逆転防止ラッチが解除されます!

年中メカボを開ける人間にはたまらないサービスです!w

 

 

 

 

んで、メカボ開けて

安い中華のセクターチップを

適当にヤスリで削り込んで

プライヤーでセクターギアのピンにガッチリはめ込めば終了!

 

ロアフレームにメカボを入れて…

 

ん?

 

セレクタープレートに違和感?

 

Oh,my GOD!

 

フィールドで銀髪さんと話していた

「MP5系のセレクタープレートって

設計が悪くて良く割れるんですよね!」

 


 

 

って言う箇所が割れていました!www

 

まぁ、約30歳のご老体PDWですからね…

 

ABS接着剤塗って、気休めにゴム板を補強にはめ込んで

組み上げました!w

 

意地で3万モーター入れたけど

ギアのオーバーランでのバーストが悪化したかも?www

 

千モーターに戻すかな…

 

以上、

クルツカスタムの結論

だからぁ~

 「初めからマルイハイサイを買え!」