アラフィフおっさんのサバゲ講座

 

スタンダードのクルツをマルイのハイサイ並に製作したいと思っています。

 

そこで必要になるのが、

サイクルを上げるための加工です。


下記の部分ですが

わたくしの勘違いでした

マルイハイサイのギアは

13:1のハイサイクルギアでした

訂正させて頂きます

 

マルイのハイサイでは、ギア比によるハイサイ化は行っていません。

理由は知りませんが、おそらくニッスイ電池のパワー不足で

30000モーターの立ち上がりが余計に遅くなるためかと思います。

 

自転車のギアと同じですね、

高速用のギアだと、回り出して速度が出てしまえば

多少ペダルが重く感じても、こぐ回数が少なくても楽になりますが

一度止まると同じギアだと、とてもこぐのが重くて大変になります。

 

では、マルイのハイサイでサイクルを上げている主な変更点というと

ピストンのストロークを短くしています。

簡単に言うとスタンダードに比べてピストンの後退する量を減らしています。

(もう一つのハイサイ化は、モーターを30000モーターと言う高回転型に変更しています)

 

ピストンの比較をしてみましょう。

 


左からスタンダード用

中央、マルイハイサイ用

右、社外品のカスタムピストン

 

ハイサイ用はピストンの歯がスタンダードに比べて3枚少なくなっています。

 


と言う事は、

ピストンを引くためのギア=セクターギアの歯も3枚少なくならないといけません!

なぜならば、

セクターギアの歯が全て通り過ぎるまでピストンは解放されないから!www

 

写真は有りませんが、

もちろんマルイのハイサイ用セクターギアはスタンダードよりも3枚歯が少ないです。

 

スタンダード用のセクターギアの歯を減らす事を、

通称セクターカットと呼ぶのです!

 

カットの仕方ですが、

グラインダーやサンダーの電動工具が無いとほぼ不可能です!

マルイのノーマルギアでしたらば、

ひたすらヤスリで削る事もできると思いますが

かなりの修行だと思いますw

 


たまたま手元に歯を1枚削り取ったセクターギアが有りました。

いわゆる1枚カットです。

これをノーマルのピストンに当てて見ましょう。

ほら、金属の歯がセクターギアから外れます。

そこで必要になるのが金属の歯が複数あるカスタムピストンです。

(あっ、写真の歯をかける位置が一個ずれてたw)

このカスタムピストンの場合、最大7枚カットまで対応できます!w

 

ピストンの歯が多い分には問題ありませんが、

セクターギアが最後にかかる歯は金属でないと

あっという間に削れて無くなりますのでご注意を!w

(全部金属歯のピストンも有ります)

 


こうして3枚カットで、ピストンの後退量が10mm少なくなります。

後退量が減れば、早くピストンがリリースされますので

負荷の減ったセクターギアは通常より早く次の発射のために回転します。

 

しかし、メインスプリングは10mm縮む量が減りますので

戻る力もその分弱くなります。

弱い力でピストンを押し戻すのに時間がかかると

最悪の場合、ピストンが前進しきる前に

セクターギアが次の発射のためにピストンを引こうとします。

これがピストンクラッシュ=ピスクラですね。

なので、ピストンの後退量を減らす場合は

メインスプリングの力を上げておかないとトラブルの元になります!

 

ここまで読んで理解されました?

加工&調整が大変なので、

ハイサイカスタムは難易度が高いと思いますよ。

 

初心者向けの話ならば、

初めからマルイハイサイを買えと常々言っております!www