両親の教えを守ること、いい子でいること、

真剣に物事に向き合うこと、うそをつかないこと、、

【真面目】な良い娘でいることこそが幸せだと一人っ子の私はずっと思っていた。

 

しかし30代近くなって蓋を開けてみたらどうだろう。

社会に出て、成績を残し、結果で会社に貢献している先輩は、みんな真面目なのだろうか?

そういった一面はあまり見られず、

若いころは合コンばっかりしていた、遊びに明け暮れていた、仕事は適度に、、

遊びきった先輩が多いことに気が付く。

遊んでいると思ったら短期集中、すさまじいスピードでタスクをこなしていく。

 

私のような不器用人間は、コツコツと積み上げていくしかなく、

毎朝7:30に出社し、21:30まで仕事を続け、それでも先が見えないというのに。

 

会社外でも営業時代にコミュニケーション能力が高かった人は、

ああ、この人めちゃくちゃプライベートも充実していて、昔遊んでいたんだろうな~とか思うと、

どんどん、マメだねえ、いい子だねえ、一生懸命だねえ、真面目だねえという自分が

なんだか損をしている気分で、むなしい気持ちになる。

 

かといって、親の言いつけに背いたり、ティーンエージャーに道を踏み外したり、

すればよかったなあ、って思ったことは一度もない。

なんやかんや世当たり上手だと思うから、ザ・真面目OLじゃないのかもしれない。

だけれども、道を踏み外した経験が、経験値として溜まっている人にとって、

その後の人生をプラスに左右されるものなのだとしたら、?真面目って損なのだろうか。

 

大人が作ったルール、レールを歩かされている、みたいなニュアンスの歌詞なかっただろうか。

ただ書いていて思うことは、真面目で不安に感じることが、今の自分を認めてあげられないことにつながってくるんだと思う。

一生懸命やっている姿をみて、その努力を笑う人の心の狭さにはなりたくない。

自分はこれでいいんだ、性善説で生きていていいんだ、

信じたい、なにかいい部分があるのではないかと見つけたい、

不器用ながら、話も面白いわけではないかもしれないけれど、

闘志を燃やし続けていたらその思いは年代なく伝わるのだろうか。伝わるといいな。