今の青年も娘達も結婚したら、先づ、バスコントローんを如何にやるか、それも青白きインテリの男の方から云ひ出して、結婚前から研究實驗してゐるのが有ったよ、意気地なしめ、生きる自信の弱い奴、生活意慾の弱い奴こそこうである。
十年も前に見た映画だが洋画で、「めぐり会ひ」と云ふ。船の中で恋愛、船から離れる前に、半年後エッフィル塔の上で逢いて結婚しやうと約束する、その時、女が言う、「貴方は子供が好きですかと、良い質問だ、「大好きさ」良い返事だ、女の決心はこれできまるのだ。
ガンと強い太い腕で、希望と意志の強さに輝く眼で、人の世の中をはっきりと見つめる男こそ、「生め、うめ、うん、と生め、心配するな」と考へることも明るいのだ。
だから、その人の地位や資産や学歴よりも、その人らしい希望の言葉に注意しなさい。又、これと云って、希望を掴んで居ない男もある、何か、もだえて、見付け出せないで苦しんで居る者もある。又、四周の状態に負けていてその希望を見失ってゐる者もある。
そう云う人を本当に理解してやって、「貴方は斯うしたいんでせう、さあ、おやりなさい。頑張ってごらんなさい、私も援助します」とまで行かなければ本当の恋愛ではない。
此の理解から這入った女房なら、如何に貴女以外の女性が御主人をとり巻こうとも、「夫の本当に理解してゐるのは私だけです」此の妻の位置は實に大きいのである。
