昔支那の古代に羿といふ弓の名人が居ました。
随分の名人で、弓に弦を張っただけで、飛んでる鳥があきらめて落ちてきたと云ふ程。
此の名人が弓矢を持って立つと、みんなよろこんで的を持って立ったと云ひます。
必ず矢が的に当る事を信じて疑はないからです。
幼い子供が弓矢を構える。
可愛がってくれるお母さんでも家の中に逃げ込んで、戸を閉めて終ひます。
どこに矢が飛ぶか信用出来ないからです。
事業もこんなもの。
あの人は事業が上手だとなれば、みんなが安心して応援に来ます。
危いぞ‼︎と、思はれたら、誰だって親しい人達でも協力しに寄っては来ません。
一、二の照星照門はご自分の立場からしっかりきめて下さい。
それさへしっかりすれば、必ず四周の人は協力します。
その一、二さへきめず自分の立場力量を知らず、方法手段も判らず、三の的だけきめるのは、曲り鉄砲を持ってウロウロする様なもの、危いから、皆は逃げて終ひます。
世の中は万事都合よく出来ています。
ビルを建てやうとする、一、二の用意が出来れば、設計屋さんか来て細かに設計してくれます。
ソレ鉄筋‼︎ソレ砂利だとワッショイワッショイとやってくれます。
一、二が出来ればもう、神様達が働いて下さいます。