こちらは、広島市南区善通寺(浄土真宗本願寺派)の寺報「はぐくみ」のブログ版です。



善通寺は、歴史が浅い新しいお寺で、みんなで作っている、みんなのお寺です。



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誰でもWelcomeなお寺ってあるの?善通寺


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病院、介護施設へ訪問し、法話会、歌、踊り、レクリエーション、体操などを行っております。



私たちの訪問を喜んで待っておられる方もおられます。
楽器が得意な方、手品が得意な方も、特技
でみなさんと楽しみませんか?
一緒に行ってみたい方は、ご連絡下さい。



介護施設には、これまで、辛く厳しい時代を生きて来られた人生の先輩方がおられます。
動けなくなったら、もう終わりだと言われる方もおられますが、本当にそうなんでしょうか?



今は元気な私たちも、いつかは動けなくなったり、物忘れが激しくなったりする時がきます。
私たちも、年を取って、何もできなくなったら、もう終わりですか?



人の世話にならないと生きていけなくなったら、生きていて迷惑なのでしょうか?



仏さまにお供えするお花を、佛華(ぶっか)と言います。
佛華は、枯れてもすぐには捨てません。枯れてもきれいに見えるように生けるにはテクニックが必要ですが、善通寺では、花が枯れて、花びらが落ちていっても、葉っぱが落ちていっても、枝だけになるまでは捨てないようにしています。



花が枯れても、枝からは、とても強い生命力を感じます。
決して「終わった」とは思えないくらい力強いです。



佛華は、私たちの人生も表しているんです。
きれいに咲いている時だけ生けておくのではないのは、私たち人間も、若くて元気な時だけ価値があるわけではないからです。



本堂にお参りされる方に、枯れてるお花がある時には、毎回、このお話をさせていただいています。



人間も、年を取っていくと、体の一部が動かなくなったり、髪や歯は抜け落ち、皮膚にトラブルを抱えたりします。
花も、花びらが落ちて、葉が落ちて、枝も柔らかくなって曲がっていきます。
でも、最後まで一生懸命生きています。



そして最後は、いつかは私たちも死んでいくんだということを教えてくれます。



いつもは法座の前に、お花を買ってきて立てていました。
本堂の仏さまがいらっしゃるところは、仏さまの国(浄土)を表し、お花は、仏さまのお慈悲を表しているので、法座の時には「若くてきれいな」花をたくさん生けていました。



フレッシュで咲いているお花は、私たちの目には「きれい」に見えますが、花が枯れた後でも、一生懸命生きている姿も美しいです。



仏さまにお供えするものだから枯れたら新しいお花に変えないといけないとか、浄土を表すのだから、「きれい」に見える花でないといけない、と言われることもありますが、花が枯れても、生きているんだから、いのちなんだから、きれいだと思います。



きっと私たちも、若くて元気な時だけではなく、年老いたり、病気になったりして思い通り動けなくなったとしても、仏さまには、同じように尊いのだと思います。



花が枯れても、生きてるのだから、いのちはいのちです。
枯れた花がきれいではないと言われる方がいらっしゃれば、私の華道のお稽古不足ですね。



いつも法座の前にお花を「豪華」に見えるようにしていると、法座に来られる方は、「若くてきれい」な花しか見ていないのではないかと思い、この前、枯れたお花を生けておきました。


いつものお花は↓
本堂のお花~お彼岸法要の準備


初めて見られた方は、びっくりされたでしょう。お寺のお花は、いつもきれいと思っておられたのでしょうから。
でも、枯れてるということに気付かない方がいらっしゃったり、枯れてても風情があるねと言われる方も。



仏さまにお供えするお花は、造花よりも生花と言われます。
それは、阿弥陀さまの慈悲を表すと共に、常に変わっていく姿、諸行無常を表しているからです。
佛華を通して、私たちの人生を見つめていくことができたら良いですね。



諸行無常とは、形あるものすべては、常に変化しているということです。
ですから、造花も形があるものなので、いつかは形がなくなります。
そういった意味では造花をお供えしてはダメだということではないですが、佛華は、いのちを表すので、できれば、いのちがある生花をということです。



同じ花を見ても、数が少ないから豪華ではないと見るか、花が枯れたからきれいではないと見るか、すごい生命力だと見るかは、私の受け止め方次第です。



佛華から、物事の受け止め方も学びました。
私のお花の先生は、少ない数で生けるように言われます。せっかく咲いているのに切ってしまうので、最小限の数で生けるように教えられました。
数が少ないから豪華ではないということもないと教えられました。



生花は高いですし、買い物に行けないという方もおられますし、生花にこだわることはないです。
負担にならないように、ないものはない、ある時にだけ、あるものをお供えすれば良いですし、一番大切なのは、生花かそうでないかではなく、お花がなくても、お参りする気持ちではないでしょうか。



トゲや毒のある花や臭いがキツい花は佛華に向かないと言われますが、(私の華道の先生は、トゲを取って生けておられました)どんなお花でも佛華として使えますし、庭に咲いているタンポポでも使えます。



数も決まりはなく、1輪でも良いです。



各ご家庭により事情も違いますし、絶対にこうでなければいけないということはないので、自分が一番お参りしやすいようにされると良いと思いますよ。


浄土真宗本願寺派
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