前回 もんもちさんの 天守物語(泉鏡花)
が でてきたので

天守物語を観てから 岩波文庫の天守物語を 即 買ってしまった 前頭前野くんです(笑)

澁澤氏の解説文も読んでみたかったし

現代口調でない故
見るが先か 読むが先か かなり迷うたが 前者をチョイス

こちらの側の力量で 物語(謡)の部分は トレース出来なくなるが
「奥様、いくら貴女のお言葉でも これはちと痛入りました。」
「私も痛入りました」

の下りは 思わずクスと笑ってしまった
ヤバい 俺しか笑って居ないじゃん 古典は静かに観賞するのかな?と思いつつ

ワンテンポずれた間
仕草までいかはない内面が匂い立つ居ずまいが

痛み入りましたの台詞を豊かに彩り 補完していて凄くよくて 今どきの言葉ではないが 凄く自分の肉体に親和性を感じた


トーリャンセ、トオリャンセ

また 本を読み直し 新たな気付きもあった

細道じゃ、 は色々な導入の隠喩 としての構造を持つ。解説の垂直もなるほどと!

天神へ至る 心の誠化も
細道じゃ です


人間界が争い事をしていても自然は泰然と 運行している真事(まこと)

草木が 露で 潤す如く
二人を 潤した愛も…


四方の光の柱も 色んな情景 状景 場景を重ねて妖しくも 綺麗だった


観劇 20171014




先日の 安田登氏 の寺子屋のレジメに 書いてあった道真公の(境遇の?)歌は 目から鱗

心だに誠の道にかなひなば(かなっていれば)
祈らずとても神や守らん

は、天守物語のラストと響き会う

会は前回雪で中止になったそうで
また 今回は急遽復習になったそうな

また これくらいは 先人が 既に 解説しているであろうと 思うが

自分にとっては この言葉との出会いは 少しゾクゾクさせた

お裾分け(アウトプット)(笑)

四書の中で 難解で深淵なレベル99(一般的に難度によって読む順番があるらしい)の 中庸の誠(せい)は どんな響きなのか どんな姿なのか
面白そう


でも ヤバイのです(笑)
大学…… 論語も読んでないし 孟子の義もできてないのに 最後の誠とは

気分は 鎧も着けずに こん棒ぐらいで
ラスボスに 立ち向かう勇者です(笑)


せめて レジメにある辧(弁)の剣(刀)ぐらいは (笑)欲しい

※調べると 弁護士と弁理士の弁は もとは別の漢字だったとは