いつかの8月12日  完全に音楽もきえてた。

 

厨房の食器棚の上にあったラジオから

日航機が

 

 

お盆期間は泡踊りも重なって 忙しさはピーク

 

言うとく ワシ並みの人間の3倍は動けてたから。

 

口約束の労働条件は 守られる訳もなく

あれほどキツイ夏は 勘弁してくれじゃわ。

 

甘い言葉には 騙されるもんよ。

若いとな 仕方ないわ。

 

 

いあ 女にゃ 幾度となく騙されてたけど

それもまだ よくわかって無かったし。

社会にさらされると 仕事=銭金で

騙されるのは 生活基盤が 関わってくる

死活問題! なんのよりどころも無かった。

なにかに頼ると言う すべも知らず

ゆえに

ニッチもサッチもな て 事におちいる。

 

今は すべ はネット検索で

いくらでも出てくるから いい時代よ。

 

 

 

今までのやり方では 通用しない。

 

楽しい夏なんて あの頃から

何年も経って ようやくよ。

 

 

若い頃て そのままが現在で

過去が どうとか 全く考えてなくてな

 

 

 

過去なんかどうでもいい

過去を捨てて 今を生きる とか

知ったげに 言うたりするのおるが

 

ボケ老人じゃまるまいしな 失笑。

 

人を知るには その人が どう生きてきたか?

そこが大事。

自分が なにを どうやってきたか

 

やってきてない事は出来ないし

違う生き方をしてきたなら そこで理解し合えない。

 

違う てのは ワシの知らない部分なんで

強烈な魅力になるんだわ。

 

 

理解し合えない部分での 擦り合わせ

それが できるのは 経験値つうか

リアルだわな。  

 

同じに見えても 元々持ってる人 持たない人では

相反するしなぁ。

 

もたないわしは 全てあっても 何も無い

幸福感は無いんだよなぁ。

 

 

 

行き着くとこに何かあるのかないのか

無いんだろうな も 薄々わかってる。

 

 

相方

「ほーんま腹たつ なんで怒られなあかん

タヒね! おもうわ」

 

わ「もうええやん もうタヒね思うわ そりゃ」

 

 

相「言葉には 出さんけどな 言霊言うて

呪いになる 呪いはかえってくる言うし」

 

 

わ「こーとーだーまぁ? キンタマ無いけん

いけるんちゃう?」