★HItotsuyama Racing第4戦菅生レースレポート!! | ZENTsweeties オフィシャルブログ Powered by Ameba

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<公式予選>


不安定な天候のもと、ウェット路面で開始された公式練習。まずはリチャードがタイヤのフィーリ
ングを掴むためにコースインするが、数ラップ後のピットイン時にメカニックがオイル漏れを発
見。マシンをピットガレージ内に押し戻し確認をしたところ、ミッションからのオイル漏れである
ことが判明。

午後の公式予選までの修復を優先するために、残念ながらその場で公式練習を諦める
ことになった。オーバーホールから戻ってきたばかりの、初めて使用するミッションからのオイル
漏れだけに、チーム側では事前対処は不可能で、もどかしさだけが残る結果となった。マシンに応
急処置を施し、午後の公式予選には間に合わせることができたが、午前の公式練習後半からは路面
状況がドライへと変化しており、ライバル勢がドライでの走行データを持つ中、ウェット路面数周
のデータしか持たない#21 ZENT Audi R8 LMS ultraにとっては圧倒的に不利な状況での公式予
選となった。

Q1担当のリチャードは、翌日の決勝レースを見据えて敢えてハードタイヤを選択。
クラス19位、1分22秒651のタイムを記録し、公式予選を終えた。


<決勝レース>


決勝前には強い日差しが照りつけ厳しいレースを予想させたが、その一方でレーダーでは雨雲も確
認でき、決勝レース中の降雨も視野に入れてレースプランを練ることになった。

#21 ZENT AudiR8 LMS ultraは都筑晶裕がスタートを担当。前日の練習走行でのマシントラブルからほぼ走行できていない状況の都筑だが、朝のフリー走行で好タイムを記録しており、期待が持てる中でのスタートとなった。レース序盤に#10 Mercedes SLSがコースオフしたことによる混乱に巻き込ま
れた都筑はGT300の集団から引き離されてしまうが、その後は上位勢と遜色ないタイムで走行を
続け、30周目にクラス15位でピットイン。


後半をリチャードに託す。暫くはポジションをキープすることを強いられたリチャードだが、55周目に雨が降り出したことを無線で告げる。それと同時にタイヤ交換のためにピットインをするマシンが続出。Hitotsuyama Racingも#21 ZENTAudi R8 LMS ultraを迎え入れるべく、レインタイヤを準備し待機。監督の鬼木はリチャードにピットインの準備が整っていることを告げるが、リチャードはドライタイヤのままコースに留まることを決める。さらに強まるかと思われた雨脚だが、数分後には小雨へと変わり、ウェットタイヤ装着マシンより、ドライタイヤ装着マシンの方が好タイムをマークできるコンディションに。


ウェットタイヤ勢をオーバーテイクしたリチャードは11位まで浮上。さらに65周目には#3
Nissan GTR、#10 Mercedes SLS、#88 Lamborghini Gallardoを一度に交わし8位に浮上。リ
チャードのペースはその後も留まることはなく、#62 Mercedes SLS、Subaru BRZを徐々に追
い詰めていく。6位争いを展開するこの2台を最終的に9秒差のところまで追い上げたものの、その
時点でフィニッシュ。天候を味方に付けた部分もあるが、チームは難しいコンディション下でも適
切な判断を下し、シーズンベストのクラス8位入賞を果たした。


チーム代表 一ツ山幹雄


「中盤の雨でタイヤ交換するかどうかが勝敗を分けたレースですが、リチャードがタイヤは変えないでコースに留まる意思をしっかりと示してくれたので、チームも彼を信じていくことができました。リチャードを
含めてチームで掴んだ結果だと思います。ただ、オーバーホールから戻ってきたミッションを載せたらそれが壊れていて練習走行、予選と台無しになりました。もっといいポジションからスタートできていれば、と
思ってしまうと残念です。レースですからそんなことを言っても仕方がないですけれど。これで鈴鹿に向け
てチームのモチベーションも上がってきました。鈴鹿では昨年のような活躍ができるように頑張ります。」


第5戦は8月17~18日に三重県・鈴鹿サーキットにて開催されます。
引き続き、皆様からの沢山のご支援・ご声援をお待ちしております。