★Hitotsuyama Racing 第2戦富士レースレポート!! | ZENTsweeties オフィシャルブログ Powered by Ameba

ZENTsweeties オフィシャルブログ Powered by Ameba

ZENTsweeties オフィシャルブログ Powered by Ameba

2013年4月28日(日)公式予選レース


今大会は天候にも恵まれ、快晴のもと開始された公式練習。まずはリチャードが基本セッティングとタイヤ選択を行う。GTA調整値+40kgの免除とハンコックタイヤの進化がマシンフィーリングに顕著に現れ、7周目には労せずしてクラス2位、1分39秒567のタイムを記録。その後は長丁場の決勝レースを意識したマシンセッティングに重点を置く。セッション中盤で都筑にバトンタッチすると、都筑も決勝レースでのタイヤ
摩耗やグリップ変化を意識して走行。終盤には1分40秒台前半のラップタイムを安定して刻み、決勝へ向けてポジティブな滑り出しとなった。約2時間の公式練習は上位を独占したJAF-GT勢からは0.6秒遅れながらもクラス9位、1分39秒485のタイムで終え、午後の公式予選上位進出に弾みをつけた。午後2時から開始された公式予選。


#21 ZENT Audi R8 LMS ultraのQ1担当は開幕戦同様リチャード。苦手なサーキット、その上、一発のタイムを得意としないAudi R8 LMS ultraのマシン特性も有り、「Q1をなんとか突破出来れば・・・」というのがチームの本音でもある。

リチャードの「上手くまとめられれば7~8番手は可能」とのコメントに期待を寄せたチームだが、結果はQ2進出が許されるクラス13位に0.056秒及ばない1分39秒713。クラス14位でQ1敗退となった。セクター1、2とベストを記録し1分39秒0が見えていただけに非常に残念ではあるが、それと同時に上位15台が1秒以内にひしめき合う今年のGT300のハイレベルな争いを改めて痛感する結果に終わった。



2013年4月29日(月)決勝レース


前日同様快晴のもと、約48,000人の観客を迎えた決勝日。午後2時にフォーメーションラップが開始され
る。クラス14位スタートの#21 ZENT Audi R8 LMS ultra リチャードは、オープニングラップの混乱を上
手く交わしまずはクラス13位。その後#55 HONDA CR-Zのピットインや#31 TOYOTA PRIUSのスピンな
どレースは序盤から荒れ模様に。リチャードは7周目には早くもクラス9位までポジションアップするが、そ
の後はストレートではライバルに引き離され、インフィールドで再び差を詰める展開がしばらく続く。


リチャードも「ストレートが速ければ楽なんだけど」と無線でぼやくが、その状況でもGT500との混戦を上手
く味方に付け3番手争いのマシンとほぼ互角の1分41~42秒台で淡々と周回を重ねる。ストレートで引き離
されてしまうこともあり、自力ではこれ以上のポジションアップを果たせなかったものの、パーフェクトな
走りを魅せたリチャードは31周目に1回目のピットイン。タイヤ交換、燃料補給、そして都筑へのドライ
バー交代を済ませてピットアウト。暫定クラス15位でコースに復帰を果たした都筑はタイヤが温まるとすぐ
に1分41秒台を刻み、リチャードの力走に応える。40周目にはクラス12位までポジションを挽回し、前方
を行く#48 NISSAN GT-R、#2 McLaren MP4-12Cを射程圏内に捉えるが、その頃から都筑はタイヤの異
変を無線で訴え始めていた。コース上の汚れを拾ってしまったことをきっかけに、#21 ZENT Audi R8
LMS ultra 都筑のタイヤは徐々にバイブレーションを増し、50周目の最終コーナーでバーストしてしまう。
マシンへダメージが及んでいることが考えられたため、残念ながら都筑はそのままマシンを降りることに
なった。



チーム代表 一ツ山幹雄


「リタイヤ自体は残念な結果ですが、一番苦手な富士でもしっかりとシングルポジションで戦えていました
から、セパンや菅生、そして鈴鹿はもっと期待できそうです。

都筑選手もリチャードから本当に多くを学んでいて、急成長しています。チームの雰囲気はとても良いですし、ハンコックタイヤさんも走行を重ねるごとに良いタイヤを作ってきてくれますから、まずはポイントを獲得、そして早い段階で表彰台圏内の戦いをお魅せできるようにしたいです。」