ずれたり割れた瓦を漆喰で固めたのだ・・・。 | マイペースでする仕事

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人が生まれてから終わるまで・・・
  ひたすら全うする

屋根に上がるのは、

久しぶりなのだ・・・。

 

梯で駐輪用の低めの

スレート屋根に上がり、

 

そこから肩の高さのパラペットにかじりついて、

身体を一階の屋根に引き上げるのだ。

 

漆喰を水で溶いて、

バケツにいれて、

小さなコテも一緒に屋根に置いたのだ。

 

瓦屋根の端っこなのだ。

 

間近で瓦の状況を見ると、

瓦がずり落ちて鬼瓦が外れているのだ。

 

固定する針金が緩んでいるのだ。

 

何枚かの瓦をずり上げて、

緩んだ針金を括り直したのだ。

 

鬼瓦と瓦の間に

どうしてもかなりの隙間が空いたのだ。

 

割れた瓦を詰め込んで、

漆喰を塗り込んだのだ・・・。

 

やっているうちに、

段々とコツが飲み込めて来たのだ。

 

これはと思う個所に、

どんどん漆喰を詰め込んだのだ・・・。

 

最初は荒かったが、

丁寧に仕上げ直せたのだ。

 

屋根瓦全体が

すっかり古びているのだ。

 

土が露出している個所もあるのだ・・・。

何とかしなくてはならないのだ。

 

しかし、

漆喰を使い果たしたし、

 

傾斜した狭い幅の

空間でもあったのだ・・・。

 

無理をせずに屋根から降りて、

その直下に雨漏りがないかを

調べることにしたのだ・・・。

 

それは、

荷物置き場になっていた

二階だったのだ。

 

問題は、

階段の登り口が

 

大量の化粧箱などで、

塞がってしまっていたことなのだ。

 

二階に上がるには、

取り除くしかなかったのだ・・・。

 

周辺にぶちまけたのだ・・・。

 

調べた結果、

雨漏りはなかったのだ・・・。

 

テニスの時間が迫っていて、

出来るだけのことをして

出かけたのだ・・・。

 

テニスがすんでから

改めて見ると、

ゴミの山も同然だったのだ。

 

たまたま、帰って来た妻が、

ちらっと見て、

良いのだけ置いといてと言うのだ。

 

部屋にひどい

埃っぽい臭気が漂う有様なのだ。

 

窓を開け放っているのだ・・・。

 

溜め込むと

こうなってしまうのだ・・・。

 

よかれと思って

頭を働かせたのだ・・・。

 

そしてそれは、実は、

身体を慢性的に

疲労させる原因なのだ。

 

なかなか

このことには

気付かないのだ。

 

これまでに、少しずつ

自身の改善はして来たのだ。

 

こんどは、

家族の番なのだ・・・。

 

妻は、知らず知らずに、

化粧箱を過剰に溜め込んで、

 

上に積んで行くから、

下積みになったもの、

 

奥まったものは、

取り出せないし、

 

闇雲に積み上げると、

傷んでしまうのだ・・・。

 

そうなると、

もうゴミも同然なのだ・・・・。

 

何でもなのだ・・・、

足りないぐらいでこそ、

面倒がなくて快適なのだ・・・・・・・。

 

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