人の基本は德なのだ、
人の間を德がめぐって整然となるのだ。
これほど、
簡単明瞭なことはないのだ。
この世で、生きていくことの難しさを感じたとしたら、
それは、「人の基本が德にあること」を忘れた結果だ。
そして、生きるためと称して、
お金を求めて、闇雲に働くのである。
これが、現代の人々の現実だ。
その結果は決まっているのだ、
金銭的に豊になっても、
心は、それほど安らがないのだ。
金銭的にも豊になれなければ、
心は荒むばかりなのだ。
それで、心の安らぎを求めて、
放浪の旅をさまよって、一生を終えるのだ。
それは、
「人の基本は德にあること」を
忘れたからなのだ。
お金に求めても、
德は得られないことを知るべきだ。
お金で経済がまわって、
一時的に幸せそうにはなっても、
見せかけでしかないのだから、
人々の心は荒んでいくしかないのだ。
德を行ってさえよかったのだ・・・、
そうすれば、まわりが整然となり、
万事が整然と推移していったのだ・・・。
北極星のまわりを、
たくさんの星が整然とめぐるように・・・・・。
残りの人生で、
これを挽回するしかないのだ、
ぼやぼやしてはいられないのだ・・・・・・・。
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