「そんな、、、もう会えなくなっちゃうなんて嫌だよ、、、、。」

カナは机の上に置いてあるノ一トに、顔を近づけて涙を流し続けた。

すると、エムの体が、ビクリと動き始めた。

「エム?!」

そしてエムは、その場で大きくあくびのようなものをした。

「寝てたんだから起こさないでよ、、、。」

「エム!!」

カナは、エムが生きていたことのうれしさと、エムが喋ったことの、驚きで叫んでしまった。

「エム良かった、、、!」

カナはそっとノ一トに手をあてた。

「エム喋れるようになったの?」

私はエムに聞いてみた。

「僕も成長したからね。」

「でも、エムが生きててよかった、、!」

 

カナはその頃から、エムに勉強を教えてもらうようになり、テストでは

学年3位になった。