こんにちは。

善福寺です。


もうすっかり春爛漫ですねチューリップ



4月といえば、お釈迦さまの誕生日



仏教では、


4月にお釈迦さまのご誕生をお祝いする


「花まつり」があります。


※5月に開催される地域もあります。




上の写真は、


小さな柄杓(ひしゃく)で


お釈迦さまの像に


甘茶を注いでいるところなのですが、



龍神様が

お釈迦さまのご誕生の際に、

甘露の雨を降らせたことが

モチーフとなっています。




降誕会(ごうたんえ)


そして花まつりの法要は

「降誕会(ごうたんえ)」

といいます。


先週土曜日、兼務寺・宝壽寺にて

厳修されました。




御詠歌では、

「釈迦如来御誕生御和讃」が歌われました。



花まつりにぴったりの詩



法話では、花まつりにまつわる


俳句や短歌をご紹介しました。



    

さまざまの 事思い出す 桜かな

         芭蕉



    

桜ばな いのち一ぱいに咲くからに

生命をかけて わが眺めたり

           岡本かの子


岡本かの子さんは、


「太陽の塔」で有名な、

岡本太郎さんのお母様です。



そして、

「念ずれば花開く」で有名な

坂村真民(さかむら しんみん)さん

「花」もご紹介しました。



前の記事でもご紹介した、


円覚寺さんのサイトに


詩が掲載されています。


よろしければぜひご覧下さい花




思いのこもった掛け軸



宝壽寺の降誕会法要では、


この掛け軸をかけて行うのが


慣習となっております。



「十六善神図」

という掛け軸です。




江戸時代末期、


時の宝壽寺住職が購入したもので、


黒船来航により


乱れた人心(じんしん)を


落ち着かせるため、


ご祈祷を行う時に


この掛け軸が用いられました。




ご祈祷に用いる


「大般若経」600巻は、


檀家さんが一軒あたり、


10巻づつ寄付されたと伝わっています。



当時の和尚と檀家さんの思いにも


触れることができた法要でした。



最後に・・

仏教会の花まつり




宝壽寺での降誕会の次の日は、


善福寺も所属している


舞鶴仏教会の


「花まつり」でした。




Tシャツでも過ごせそうなくらい、


晴れたあたたかい日。


会場は 舞鶴公園 でした。


青空の下、


子供も大人もそれぞれ皆笑顔で楽しんでいて、


素敵な光景でした。




お釈迦さまもきっと

喜んでいることでしょうニャ