加茂前ゆきちゃん失踪事件⑥ | 全曜日の考察魔~引越し版

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ツギニ
ス丶"カケのケヲ蹴落シテ、荷の向側のトコロ
アヤメ一ッパイノ部ヤデ 
(次に。スズカケのケを蹴落として、荷の向側のところ、アヤメいっぱいの部屋で)
ここで、「スズカケのケヲ蹴落シテ」という、不可解な表現が出ている。
これは、「スズカケ」から「ケ」を蹴落として「スズカ(鈴鹿)」とする見方が多い。
ところで、「鈴懸の径(すずかけのみち)」という歌があるらしい。
(Wikiあり、歌詞その他、検索推奨)
太平洋戦争中(昭和17年)にリリースされ、大ヒットしたとのことだが、「鈴懸(すずかけ)」とはプラタナスのことを指すらしく、歌のモデルとなった「鈴懸の経(プラタナスの道)」が、立教大のキャンパスにあるという。
怪文書の言う「スズカケのケ」とは、この歌(鈴懸の径)と関連があるのではないか、という立場から推理を展開する説もある。
確かに、この歌の題名は「スズカケのケイ」と読めるので、作者の言う「スズカケのケ」という変な表現がこの歌から発想された可能性はあると思う。
続いて「荷の向側のトコロ」については、良い説がある。
それによると、まず「荷の向側のトコロ」を「二の向こう側のトコロ」と読んでみる(「向かい側」とは読まない)。
では、「二の向こう側」とは何かというと、それはすなわち「三」だということになり、この時点で「荷の向側のトコロ」=「三のトコロ」と変換される。
では、「三のトコロ」とは何かというと、それはすなわち「三の所」=「算所(さんじょ)」というのであり、その「算所(さんじょ)」とはすなわち、「鈴鹿市算所(すずかしさんじょ)」のことであり、結論として「スズカケのケヲ蹴落シテ、荷の向側のトコロ」を「鈴鹿市算所」という風に読み解くのだった。
ちなみに、「鈴鹿市算所」とは先の「ケータショー」の候補となった「清和小学校」が存在する場所でもある(鈴鹿市算所5丁目)。
この他の説としては、「荷」を「集荷場」と解し、「荷の向側のトコロ」とは「(鈴鹿市にある)集荷場の向かい側のところではないか?」と推測する説や、「荷の向側」=「三(さん)」=「山(さん)」であるとし、これに「鈴鹿」を合わせて「鈴鹿山(鈴鹿山脈)のところ」と読み取る説もある。
次に「アヤメ一ッパイノ部ヤデ」について。
謎とされる部分の一つで、様々に解釈されている。例えば
「鈴鹿の集荷場の向かい側に、菖蒲が沢山飾ってある部屋があるのだろう」
「アヤメとは"殺める"に通じる。だから、"人殺しがたむろしている部屋で"という意味ではないか」
「アヤメのバッジをつけている暴力団があるのだろう。その組事務所のことではないか」
といった風に、解釈は多岐に渡っている。
自分的に思うのは、例えば「XXXXXの部屋で」と言ったときに、その「XXXXX」の部分には普通どういった言葉が入るのか・・・ということを考えてみると、大雑把に分けてそれは
①状態を表す語
②人の氏名
などが考えられるのではないだろうか。
ここで①の立場に立てば、この「アヤメ一ッパイノ部ヤデ」という言葉は、文字通り、「菖蒲(あやめ)がいっぱいある部屋で」と読んでいいのだと思う。
あるいは、「"アヤメという言葉で暗示される何か"がいっぱいある部屋で」などと読めるかもしれない。
次に②の立場に立てば、ここで暗示されているのは、人の「氏名」だということになる。
そもそも、「一ッパイ(いっぱい)」という表現は何か幼げに思えるのであり、この表現が使われていることに不自然さがあるとすれば、そこには誰かしらの氏名が暗示されている可能性がある。
では、どういった氏名が考えられるかというと、例えば、「○○アヤメさん」でもいいと思うが、さすがにこれはダイレクト過ぎる。
そこで、「アヤメ」を入れ替えて「アメヤ」としてみる。
これで人らしい氏(苗字)にはなったが、たとえ「アメヤ」という読みの苗字でなくても、漢字で書いたときに「アメヤ」と読めればそれで良いとすれば、そこで使われている漢字としては例えば、
「雨(アメ、アマ)」「天(アメ、アマ)」「飴(アメ)」
「矢(ヤ)」「谷(ヤ、タニ)」「屋(ヤ)」「野(ヤ、ノ)」
などが考えられ、これらを組み合わせたものとしては、例えば、
「○屋」「雨○」「天○」「○谷」「○矢」「飴○」
などの苗字が、思い浮かぶだろうか。
苗字はこんなものだとして、次にいわゆる「名前」の部分を考えてみると、
「一ッパイ(いっぱい)」
という言葉によって、作者はどんな名前を暗示したのだろうか?
「いっぱい」というのは「たくさん」「満たされている」という意味だろうが、それには、「大」「満」といった漢字が当てはまるかもしれない。
だとすれば、ここで想定される氏名は例えば、「ア○ヤ○イ(あるいはヒ○シなど)」「ア○ノ○ツ○」などとなり、これを前提とすると、「ス丶"カケのケヲ蹴落シテ、荷の向側のトコロ アヤメ一ッパイノ部ヤデ」とは、
「鈴鹿市算所のア○ヤ○イの部屋で」
「鈴鹿市算所のア○ノ○ツ○の部屋で」
などと読めるかもしれない。
(あくまで一例。漢字の組み合わせ次第で、他にも候補となる氏名は多数ある)
また、「あやめ」は「漢女、もしくは文女」とも書き、その意味は「大陸からの渡来人のうち、機織り・裁縫などに従事した女性。」である。
この説だと「拉致されて連れてこられた女性」が沢山いる場所でコーヒーを飲みながら諭吉(1万円札)を握らせた。という意味だろう。