こんばんは。
冷たい雨が降り出し、これから寒くなっていくのでしょうね。
本日は、会議Day。
その中で、改めて「守」の大切さに気付きました。
私は、2次面接で、採否に関係なく「守・破・離」について話すようにしています。
社内風土として大切にしたい言葉。
そして、一人前になるまでに時間もかかりますよというメッセージも込めて。
「守」・・・教えられる側は、教えられたとおりにまずはやってみる。
その際に「こうしたらもっとよくなるかも」という誘惑は封印する。
弊社も34年。
先達が積み上げてきた品質があります。
その品質をきちんと理解する前にトライされてしまうと、元に戻る位置が分からなくなります。
結果として、お客様への品質に揺らぎが出始めます。
だから、まずは「守」に執着することが大事。
機械が進化し、素材が変わり、時代が変わり、お客様が変わり、
「守」のルールや手順を変える必要があれば当然のごとく変えていきます。
経営は、「環境適応業」と言われます。
しかし、適応するために一足飛びに変えていくことはお客様への品質に揺らぎを生まないか?
また、適応するために変えたのに、最大限の成果に執着せず、中途半端で終わらしていないか?
私は、すぐに結果を出さないといけないと思っていました。
私は、変化していかなければならないと思っていました。
だから、様々なことにトライをしてきました。
目まぐるしく変化を求めてきました。
そんな私に皆さんはよく付いてきてくれました。
皆さんに言っているにもかかわらず、
私自身が、まだまだ「守」のステージだったんです。
でも、今年は「破」のステージに上がったことを感じています。
「破」のステージに上がったからこそ、「守」のステージの大切さが分かるようになりました。
変えるという選択肢だけでなく、
あえてとどまるという選択肢もある。
あえて原点に戻るという選択肢もある。
自戒の念を込めて。