親子 | 岸和田(大阪)で働く社長のブログ

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株式会社エスオーシー(メディカルリネン&フードリネンのクリーニング&リース)の2代目(善野謙一)のブログです。

先月から新しい取引業者様が増えました。

ある人からのご紹介で付き合い始めましたが、長男さんとお話しして

弊社のお客様の仕事を一部受けていただくことになりました。



ところが、先日お父様である社長様からお電話いただきました。

「白と言えば赤」と言って、いうことをきかないとのこと。

弊社の仕事も断れと言い続けてきたのに、「最後の責任は俺が持つ。」との一言で認めたとのこと。



現状のホームクリーニングは、減少傾向。

その中で次に何ができるのか、取次店や宅配ルートを生かして異業種と組むのか?

それとも「洗い」に特化して別のものを「洗う」のか?

未来に向けて考えていかなければいけません。



しかし、だからといって、現在のホームクリーニングを全否定してはいけません。

現在のホームクリーニングは、自分をここまで大きくさせてもらったわけで今後も必要な業種です。

そこからどう変化させていくか。

現在のお客様がいる限り、どうしてもソフトランディングしかないんです。



理想を追いかけることは大事。

しかし、性急に進めることは、内部を混乱させ、親のやってきた事業を全否定することになります。

親についてきた従業員さんも自分に付いてくるはずがありません。

親に納得してもらって親にフォローしてもらう。

そうしないと親についてきた従業員さんは付いてきません。

このシンプルなことが、どうして分からないんだろう。



親は親でやらせるならば、どうしてフォローしないんだろうか。

勝手にやれといっても、温かく見守ってそっとフォローしてやればいいのに。

現状のホームクリーニングでやっていくと決めたんなら話は別だが。。。



自分に比べれば足りない部分が見えて仕方ないと思います。

それでも継がせるために引き込んだなら、成長させる責任があるはずです。

創業者は、自分でやってきただけに教育が下手。

特に後継者に対して。。。

後継者は、親の背中を見ていて大変だと感じているが、何を教わってよいのか分かっていない。

そのまま時だけが過ぎ、親から見ればまだまだと感じ、子供からすれば教えてくれないからだと感じる。



親子なだけに、感情のもつれだけは引き起こしてはいけません。

嫁さんも含めた家族全員が不幸になります。



やるといったなら自分で責任を持って一から最後までやる。

その姿を見て手伝おうかという気持ちがわいてくる従業員さんがでてくるかもしれない。

そこに親のフォローが入って、従業員さんの気持ちが付いてくる。

この流れでしか子供にとって現状の延長線上で新しいことはできません。

その点を親も理解すべきだと思うし、子供も理解すべきだと思う。



弊社は、最終的には仕事を抜けばそれですみますが、

同じ業界人として同じ2代目としてうまく次のステップに進んでほしいと思っています。