北海道ラーメン 無元のこがししょうゆラーメン | 全日本東京倶楽部バンド

北海道ラーメン 無元のこがししょうゆラーメン

今日はこの企画開始当初から、いつ行こうかとタイミングを計っていた無元に行くことにした。この企画を始めたのも、元はといえばうだちんに無元のラーメンを食おうと誘われたからだ。そのときは飲み会の後だったのでおいらの腹にはそんな余裕はなく断念した。若い頃は飲んだ後のラーメンとか牛丼は最高だったのに・・・。
ともかくそんなわけで無元のラーメンは美味いらしいという情報はインプットされた。なにしろうだちんはラーメン王選手権に出場する機会を常に伺っている(笑)ほどラーメンには詳しいし、実際にラーメンを食べるためだけに北海道に行ったりする猛者である。他に山手線全駅(の飲み屋)で泥酔する企画を実行していたり、海外旅行でも行った国で必ず泥酔することをモットーにしていたりする強者だ。毎年3回は旅行しているからもう50以上の国に行っているのではないか。おいらもパラグアイ・ブラジルで一緒に泥酔したことがある。
まあうだちんの話は別の機会にするとして、そういうわけで注目していた無元である。いつでも列んでいた無元だが今日は3割程度しか埋まっていなかった。8席しかないカウンターだけの店だから3割と言うのは3人ぐらいということだ。で、食券を買おうとして気がついた。赤味噌、白味噌、こがししょうゆと、昨日の梟と全く同じメニューである。そんでもって影丸とも重なってくる。そういえばうだちんが無元は天下一系だとかなんとか言っていたような気がする。ひょっとしてみんな同じ系列のラーメンなのか?でも無元は北海道ラーメンだし、梟は関東とんこつと称しているから違うような気もする。うーん、無知の知。

それはさておき、おいらは当然こがししょうゆに味付玉子をオーダー。昨日の梟の惨敗は“飲みすぎに依る体調不良からくる味覚不全”ではないかという意見がある。でも今日の舌の感触も昨日とあまり変わらないので比較にはちょうど良いかも、同じメニューだし。
出てきたラーメンはみじん切りになったネギがたくさん乗っている。スープに混じって口の中に入ってくるネギの風味がなんとも言えず良い。味付玉子は縦に割ってある昔ながらのスタイルだ。スープは梟に比べると味がしっかりしている反面、だしの味がしない。まあ好みの問題かなあ。麺は可もなく不可もなくと言ったところか。で気づいたのだが、どうも新しい店ほど麺がイマイチのような気がしてきた。少なくとも老舗の共楽や萬福では麺でひっかかることはなかったが、最近オープンしている店ではマルちゃんと変わらないんじゃないと感じてしまうことが多い。無元の麺もまずくはないが、やっぱりマルちゃんを連想してしまった。恐るべしマルちゃん!? ところで麺が美味いのはなんと言っても横浜家系だよね。横浜家系は確か酒井製麺の店が多かったはず。あの麺はおいらの好みにピッタリなんです。横浜家系の話もまたおいおいするとして、スープ勝負に走りがちなラーメン屋だが、みんな麺にこだわりを持っているのか甚だ疑問だ。
そんなわけで無元は美味いがまあまあの評価かな。いつも列んでいるのは8席しかないからなのかも。でも列んで食って美味くなかったらそれこそ次はないから、狭い店ほど味勝負。そういう意味では毎日行列が出来ている無元はやっぱり美味い店なんだろう。

今年必食のラーメンハンディBOOK 2006
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株式会社 ビーケーワン