今回のブログにはどんな題名を付けようか、非常に迷いました。
正直、内容に対して、この題名は適切でないかもしれません。
そこは御愛嬌、ブログの内容から、何となく感じていただければ幸いです。
気功を始めた事により、瞑想の世界に入りました。
当初から、瞑想がやりたかった訳では無く、気功のオマケとして瞑想を始めました。
正直、瞑想を始めた当初は魅力は感じましたが、のめり込む程ではありませんでした。
しかし、続けていくうち、徐々に瞑想沼にズブズブにハマっていくことになります。
とても、穏やかで、静か、そしてとても心地よい。
普通の社会人として働いていると、中々持ちにくい貴重な時間を持つ事が出来ます。
感覚的に表現すると、旅行に行ったり、温泉に行ったり に近いご褒美感覚が瞑想にはあります。
しかし、これらは瞑想や禅に取り組んでいれば、比較的、誰でもが経験出来ることだと思います。
マインドフルネス等は、こういった側面を大々的に取り上げていると思います。
しかし、瞑想や禅には別の側面、別の世界観が実在すると個人的に思っています。
一般的に瞑想をすると、五感を感じない状態となり、感覚的には意識は朦朧としてきます。
その中で空間感覚、時間感覚、身体感覚等が無くなったりします。
ある意味、無であるのかもしれません。
この状態は素晴らしく穏やかで、心地が良い状態です。
ギリギリ、意識があるのかな、ひょっとすると意識さえも無いのかと言う状態です。
ですが、この状態は個人的な経験からすると、まだ、まだだなと思います。
この状態から、ひと手間掛けた瞑想をすると、朦朧としていた意識が、徐々に研ぎ澄まされていきます。
その集中度は、普段の生活の中の集中度とは別次元です。
釣り糸のロープ渡りをしても、苦も無く渡れてしまうぐらいの明晰な感覚です。
今までボンヤリしていた五感が、これでもかと研ぎ澄まされていきます。
聖徳太子は、10人の話を同時に聞いたと言う逸話がありますが、そうかも知れない、と思わせるだけの精神状態になります。
五感と精神が研ぎ澄まされ、自分と世界が一体になった様に感じます。
自分は世界であり、世界は自分です。
宇宙と一体になり、天人合一の境地になりました、とは言えませが、自分と自分以外の世界とは、何となく一体になれたような感覚があります。
今、自分の周辺で起こっていることは、全て把握出来て全てが分かっているような感覚です。
そして、とても大切な部分ですが、優しい気持ちになり、許す気持ちがとても増大します。
本来の姿の瞑想であれば、何かに拘った思想には関係が無く、自ずと穏やかで、優しい人格になると思います。
瞑想を始める前、瞑想に取組んでいる時、世界は何も変わっていませんが、瞑想を通して感じる世界は今までのものとは全く違ってしまいます。
観るもの、聞くもの、感じるもの、の感覚が変わりますので、当然それらに影響され物事の捉え方、考え方も変化します。
鳥になって、飛んでいってしまいそうなぐらい、ワクワクします。
盆と、正月と、誕生日と、クリスマスと、餃子食べ放題と、スイカ食べ放題、ケンタッキーフライドチキン食べ放題が同時にやって来ても、こんなにワクワクする事はありません。
まるで、今まで見ていた景色が初めて見るような、本日、今日生まれ変わったような、五感以外の別の感覚器官が、新たに実装されたような、ウキウキ、ワクワク、ウヒョヒョといった感覚です。
こんな、おかしなことばかり書いていると、あんた変な薬でもやっているんじゃないの と 思われてしまうかもしれませんが、自分のやっている薬は、高血圧の薬と、毎日飲むヤクルト、月イチぐらいで飲むリポビタンファインぐらいです。
あくまでも私の感覚ですが、頑張れば良いとか、時間を掛ければ良いとか、そういった事ではないと思います。
でも、何もせずにただ、ダラダラしていてもダメです。
そもそも、求めてたどり着こうとか、苦行を積めば何とかなるようなものではないです。
気付くことがとても、とても大切です。
求める先にあるのでは無く、そもそも自分の中に大切な物はあります。
ですから、努力しなくても、時間を掛けなくても手に入ります。
だって、そもそもありますから。
色眼鏡で気づかないだけです。
どこかのタイミングで あっ と気付くことが大切です。
そう言う意味では、努力も時間も、捨てる為に必要かもしれません。
気づいて捨てた時、隠された世界の扉が開きます。
捨てた時、拘りが無くなり自由になります。
何も考えなくて良いのです。
今この瞬間、ありのままが発現し、ありのままが、許されます。
この世界観は言葉で表現するには、限界があります。
言葉で表現出来ても、本当に僅かです。
瞑想、禅には普通に体験できる世界観の他にも、地道に正しく取り組めば、素晴らしい世界が待っています。
そして、隠された世界こそが、本来の世界観であると思います。
是非とも体験していただきたいものです。