陰陽合気法(人部) 1日目

ほぼ10年ぶり 陰陽合気法(人部) に参加。
多分、初めて参加したのは、入会して最初の年だった。


経験値も感覚も、まだまだだったので、ただ、ただ、イタズラに時間が過ぎ去った。
そもそも、陰陽合気法(人部)は上級功法だし・・・

さー、自分はどこまで成長しているだろう?

初級功法に、陰陽合気法(天地部)がある。
この功法は非常に秀逸で、築基功と陰陽合気(天地部)で気功で言う気感は、ほぼ網羅できるのではないかと思う。


陰陽合気(人部)と(天地部)の関係性を、朱剛先生に伺ったところ、関係あると言えば関係あるし、無いとも言えるとのことでしたが、自分的には、結構関係性を感じています。

まずは、蠕動。
瞑想(静功)に入るための準備を、カッチリ行います。


目を閉じ座り、まずは丹田に気を降ろします。
丹田まで気を降ろしたら、さらに密処まで気を降ろし保持します。


密処にジンジンとした感覚が発生し、ほんのりと温かくなります。
表現は悪いですが おねしょ した時を思い出しました。


密処の感覚は維持しながら、天頂にも気を導きます。
頭上にも、気の感覚が発生します。


しばらく維持したら、密処と天頂を繋ぎます。
密処と天頂を結ぶライン付近にある、背骨にはギュギュッとした感覚が発生します。
密処と天頂を結ぶ気の柱が出来上がります。


密教系の気功でもある禅密気功ですが、こういったところに中脈を大切にする、密教の影響が見られます。


他の周天系の気功にはない、概念では無いかと思います。
中脈に気感が集中します、これは独特の感覚なのかもしれません。
とても心地よいので、意識は心地良さに集中します。


こういった、心地良さに至る道筋、心地良さの科学的根拠をもっと研究してほしいと思います。
現代の精神疾患などには、とんでもなく恩恵があるのでは無いかと思います。


瞑想から開放された時、何とも落ち着いた、許されたような、上手く表現しきれない感覚が残ります。
本当に得した気分になります。


ここで、午前は終了

※密処:会陰
※天頂:百会

昼食は はつとみ で うどんの定食 をいただく。
ここの うどん は旨いと思います。
多分、多くの人がそう言うと思います。
ただ、混みます。

昼食時には、昔話を色々とお聞きしました。


禅密気功は日本に根を降ろし、はや30有余年です。
凄いことだと思います。


そして、30年、禅密気功の教室に通われている、会員の方々が、おみえになります。
これまた凄いことだと思います。


かなり、お歳の方もおみえらしいですが、教室に通うだけの体力を有してみえます。
禅密気功30年の賜です。


水と空気と安全と健康は、タダだと思っていましたが、健康がここまで尊い物だとは、最近まで気が付きませんでした。


自分、家族の健康が、失われた時、今まで何気無しに送れていた生活が、跡形も無く吹き飛びます。
健康という物は、健康な時に手を打たないと間に合わない。
禅密気功を学んで知った事実です。
そして、その事実に早くに気が付き、手を打った方々が、今も元気に禅密気功に通われています。


普通に、本当に普通に生活を送る、改めて素晴らしい事だと思います。
皆さん、まだ間に合いますよ!

午後も密処と天頂に、気を導引し、気の柱を作ります。
昔は気の柱なんて作れ、と言われても出来ませんでしたが、今は難なく出来ます。
あー、自分も多少は成長したんだなと思います。


この状態で発声が入ります。
お寺の鐘の音のように、声の余韻を身体中に届けます。


自分などは、脳までは振動が届きますが、全身には到底届きません。
今後の課題です。


その後、天頂の気は、より上部の天根と繋ぎ、また気を降ろし、密処から地根に繋ぎます。
意念、呼吸を駆使し、気を天と地を行ったり来たりさせます。
意念と呼吸のみですので、身体は動かしません。
背骨付近の気柱の中を、気が上下にひっきりなしに動きます。
そりゃあ、気にも敏感になってしまいます。

今度は小さな小さな声を出し、その振動を各部位に送ります。
天頂・慧中GR、掌心・足心GR、密処GR、それぞれのグループで声を変えます。
母音の違いで振動が変わります。
とても繊細な感覚、吐気の繊細な制御が求められます。


この声を出す功法は、雑念が湧きにくいです。
振動と言うのは、想像以上に身体の芯に入って来る感覚で、非常に集中しやすいです。
ただ、吐く時にしか声は出ませんので、呼吸のリズムに崩れが出やすいので、注意が必要です。

陰陽合気(人部)は、瞑想の中で色んな感覚を練ります。
普段の瞑想で、感覚的に弱い部分を、補完できるのではないかと思います。
久しぶりに参加しましたが、大変すぐれた功法だと思います。


陰陽合気(人部)は時間をかけて練っていく功法です、と朱剛先生が言われていたのを思い出しました。


今日は密処、丹田、慧中、天頂を意識する功法でしたので、瞑想的には気の瞑想、光の瞑想が入り乱れ、包括的に色んなことに取り組めました。


ここに書いた練習方法には、名前がありますが、あまりそこには拘らず、流れを大切にしたいと思います。

本日はこれにて終了。

ホテルの間取りが、思わん広いので、今日は五行拳でもやるか。
後は座樁して寝ます。

 

続く