昨日は女性お二人と駅まで、一緒に帰った。

 

瞑想するとなんだか眠くなり寝ちゃうのよねー これってどうなのかしら?

 

唐突に質問を受けてしまったので、自分の経験を話す。

 

眠くなり、眠るのは健康にも良いので間違いでは無いです。

ですが、瞑想を続けたいなら、眠気を我慢することも必要です。

要はどちらかが間違っていて、どちらかが正しいと言うことではありません。

その人が、どちらに進みたいかで選択肢が変わります。

 

補足でお伝えしましたが、私は夜の瞑想は止めて、早朝に瞑想を行っています。

夜の瞑想は眠くなるので、その問題を解決するため、早朝型に切り替えた旨を、お伝えしました。

 

もう一つ補足ですが、自分の経験上、瞑想は必ず朦朧、微睡むようになり、眠気を誘発するだけではありません。

冬の朝の様にキリリとシャッキリとして、精神が澄み渡る様な状態になる事もあります。

その時は眠気などは、微塵も感じません。

 

こんな質問も受けました、瞑想するとすぐ寝ちゃって、夢も見ちゃうのよねー とも言われました。

朦朧状態から睡眠に入ると夢は見易いと思います、そもそも意識があっても夢を見ます。

意識があっても夢を見ることには、女性陣は相当驚かれたようです。

でも、やはり起きていて夢や映像が浮かぶのは、頻繁に起こるのでお伝えしました。

 

そして、ここが大切なのですが、夢が何かのメッセージだとか、お告げだとか、そういったオカルト的な解釈をすると、良くない世界に入っていきます。

魔道と言われる非常に危険な道です。

多分、北海道の高速道路で、昼寝しているぐらいの危険性はある思います。

あーまた白昼夢見ちゃったぐらいで、ほぼガン無視です、とお伝えしました。

 

女性陣には話しませんでしたが、昨日の瞑想中に夢を見ました。

内容は職場の上司が出てきて、仕事を頼まれると言う内容でした。

瞑想中であって、寝ていませんので、現実かと思い混乱して目を見開いてしまいました。

正直、冷や汗をかいていました。

人の夢に勝手に出てきて、勝手に仕事を頼まないでほしいです。

本当にビビりました。

こんな夢は完全無視です、完全に完全に無視です。

火曜日は出勤しますが、その日は極力、上司を避けます。

声を掛けられたら、走って逃げます。

もー本当に、東京まできて、勝手に人の夢に出てくんなよなー

頼まれた仕事はチャンとこなしたでしょ!

 

さて二日目に突入です。

 

朝イチは 蠕動 から。


身体がすこぶる軽い、こんな感覚は久しぶりだ。
どれだけ動いても疲れないような感覚、完全にバランスの中にいる。
身体も心も軽い、嬉しい、本当に久しぶりだ。


カンパツ入れず、小周天に入る。
昨日の復習、気入丹田から。
気を丹田に導引する。


下腹部がほんのり温かくなる。
春の日差しが、丹田に入ったような感じである。
あー温かさって、幸せなんだなと思う。


極寒とか猛暑なんかは、死を身近に感じる言葉だが、この温かさは、本当に幸せな生命の営みを感じる言葉である。
きっと他の生き物も、この温かいと言う状態には、心地よさを感じているのだと思う。


春の日が差す頃、タンポポの花が咲き、フキノトウが土を割って芽吹き、ネズミやスズメのような小動物が動き廻る。
みんな幸せを謳歌しているのだと思う。


こういった感覚に一番鈍感なのは、人間だと思う。


街で暮らすと、小さな自然の変化には気づかない。
当然、自分の身体の中に起こっている、小さな幸せにも気づかない。

情報の波に揉まれ、ストレスの嵐にさらされ、小さな幸せに気づく暇すらない。

 

ライアルワトソン博士が言っていた。

 

そよ風の中にいて、それを幸せと思えない人間は永遠に幸せになれない。

 

そうかもしれないと思った。


そういった鈍感な人達にこそ、瞑想のような文化が本当に必要だと思う。


午前中は始終、小さな幸せの中にいる事ができた。
穏やかで、優しい時間の中に

昼食は中華であった。
その時に瞑想の話になり、朱剛先生が 断捨離 が必要ですよ と言われたのが印象的でした。


今の世の中、求める事ばかり。

本当に必要な物は少ないはずです。
瞑想はそういった事に、気付く文化でもあると思います。

食後のお決まり、昼寝をしましたが、体調が相当戻っているようで、ウツラウツラはするものの熟睡はしませんでした。
いつもの昼寝の時間が戻ってきました。

昼からはいよいよ小周天に入ります。
一息で丹田まで気を導引していましたが、徐々に一息で目指す部位を変えてゆきます。


先ずは、名門、そして玉枕、最後は天頂です。
気入丹田から気入玉枕へ、気入玉枕から気入天頂へ、と一息で息を胸の前側から丹田、密処、名門、玉枕、天頂まで回します。


自分は丹田の温かさが全身に周り、体温が少し上がったようです。


練精化気 の段階です。


気感、身体の感覚に集中していますので、心の乱れは少なく、とても落ち着いていて静かな状態です。
体温が上がっているせいもあるのか、ほんわか幸せな気持ちです。


小周天終了後、少し心の瞑想を行いました。
本日の練習状態がとても良かったらしく、少しだけ心の瞑想に突入です。


心の瞑想は日本で言う 禅 と言って良いと思います。


大切なのは小周天で発生した感覚を、確実に引き継ぐことです。
この部分が禅密気功の、真骨頂だと私は思っています。

この、感覚を引き継ぎ、心の瞑想に入っても、心の瞑想とは言えません。

 

以前、地元で禅に体験的に取り組み、 ただ普通より少し静かなだけだった と言うような感想を持ったのは、禅に取り組むだけの、下準備が出来ていなかったからです。


いきなり 禅 を行うのではなく、きちんとしたお土産を持参して 禅 に入ります。
そして、その後は 断捨離 が待っています。

捨てるのにはとても勇気が要りますが、捨てる以上に素晴らしい物が手に入ります。

今日の練習はこれにて終了。

ちなみに心の状態の事ばかり書きましたが、小周天は導引により、血流も増します。

丹田が温かくなるという事は、小腸の温度も上がりますので、当然、免疫機能も上がっているはずです。
そして、小さな呼吸になっている現代人には、小周天の大き目の自然呼吸も、魅力があるはずです。

生理的な側面から見ても、小周天は魅力のある瞑想だと思います。
 

続く