6月の吐納気法は、悪天候で新幹線が運転休止となり残念ながら参加できなかった。
本当に残念だった。
本日から3日間、久しぶりの短期集中コース、小周天瞑想に参加。
参加者は、勝手知ったるメンバーで、久しぶりにお会いする方もお見えになるのでご挨拶。
小周天は、道教系の最も基本となる瞑想である。
朱剛先生の言われる、気の瞑想とも重なる部分が多く、瞑想の基礎固めをしたい人には持って来いの内容になっている。
瞑想は何だか怪しく、不可解で、難しい物と思われる方もいるかと思いますが、朱剛先生の瞑想は、そういった類の、複雑、難解な部分はありません。
驚くほどシンプルな体系です。
そして、取り組めば分かりますが、シンプルで無いと瞑想は深める事ができません。
シンプルこそが、瞑想を深めてゆく、最も大切なポイントの一つです。
本日の練習内容は、気入丹田のみです。
簡単に言うと呼吸に合わせ、気感を丹田に導くことです。
数点の注意はありますが、本日は本当にこれだけを集中的に練習します。
※数点のポイントは教室でちゃんと習って下さいね。
呼吸に合わせ、気を丹田に降ろして行きます。
この部分は仏教系の隋息とほぼ同じです。
小周天では、手印の形が通常の 気の瞑想 とは少々異なるため、気が丹田に集まりやすく、熱感が丹田に集まります。
練習すると、気感が食道を通り丹田に落ちて行く感覚が発生します。
個人的には、少し温めのシチューが胃の中に、流し込まれているような感覚です。
流し込まれたシチューは、やがて丹田に届き小腸あたりが温かくなり、その温度は背中側にも届きます。
それと同時に身体が、異常に軽くなり無くなってしまうような感覚、全身が電気風呂に入ったような、ピリピリした感覚も発生しました。
午前中の練習はこれだけです。
こんな練習を繰り返していると、丹田の感覚が嫌でも出てきます。
人体に丹田と言う器官はありませんが、感覚が発生してしまっているので、どうすることもできません。
丹田の感覚は、練習の段階でも変化すると思われます。
自分なんかは下腹部にミートボールを入れられたような感覚がありましたし、後半は、下腹部が風船になったような感覚が如実に発生しました。
そう言いながらブログを書いている今も、下腹部には、ミートボールがあるような感覚が残っています。
昼食は定番の韓国料理をいただきました。
私はいつも食べすぎてしまうので、参鶏湯ライスセット、おかわり我慢で手をうちました。
本日の瞑想会は、道教由来のなので、老荘思想や、具体的な話では包丁の解釈についてでした。
日本で有名な木鶏の質問をしましたが、中国ではそれほど有名な話では無いそうです。
木鶏などは日本では一刀流の極意書、 猫の妙術 が参考にしたと言われてますが、中国ではさほど重要視されなかったそうです。
続く