相変わらず、瞑想はたまにしかしませんでした。
ここで私の性格が役に立つときがやってきます。
非常にしつこいところです。
禅密気功に入門して、早2年が経過していたと思います。
何とか練習時間を確保しなければ・・・
そこで思いついたのが、夜の練習を止めて、早朝に切り替えると言う事です。
比較的、朝が早い私は、早く職場に行って、職場の会議室で築基功と瞑想を行うと言う決断をします。
とりあえず、まずは、とにかく、1か月を目標にしました。
これは続けても良いし、続けなくても誰にも怒られません、自分の意志との戦いです。
すごく微妙な時間であったことは間違いありません。
必ず築基功を30分入れた事も良かったと思います。
1か月この状態が続き、朝練習すると言うルーチンが自分の中で出来上がり、今に至っています。
しかし、瞑想に毎日向き合う現実が発生し、瞑想の厳しさをより知る羽目になります。
一言で言えば、雑念に悩まされ続けた時期でした。
心の平穏、落ち着きなどは皆無で、次から次へと、妄想の連鎖が繰り広げられ ネバーエンディングストーリー状態になってしまいました。
この状態は、1年程続いたかなと思います。
しかし、この雑念も多少自分に懐いてきて、たまには大人しい状態が表れるようになりました。
やっと、少しずつ、瞑想と呼べる時間が持てるようになってきました。
ここで思い知らされたのが瞑想のプロセスです。
数息から始まり、随息で息を観察し、いろんな物が止まっていき、自分を観察する事が出来るようになってきました。
教室に通っていればもう少し早くこの段階に達する事が出来たと思いますが、地元で一人で瞑想をしている為、上達にはとても時間がかかったと思います。
しかし、やっとこさ瞑想らしくなってきた時期でもありました。
修行と言う言葉が適切かは分かりませんが、私の修行がやっと始まりました。
続く