家でたまに行う瞑想は散々なものでした。

雑念に悩まされるか、雑念が収まった瞬間に寝てしまうかどちらかでした。

心の平穏など訪れず、自分で自分を責める日が続きました。

かと言って毎日瞑想をする訳でもありません。

無職なのに、旨いものを食べたがるような状態でした。

 

しかし、忘れたころに瞑想はしていました。

その中で、記憶に残る瞑想の体験が起こります。

瞑想をしていると、身体に何とも言えない変化が表れます。

感覚的な表現はできませんが、言葉に表すと

 

何かが来る

 

そういった感覚です。

そういった時はほぼ何かがきました。

その何かとは

 

快感

 

でした。

驚くような快感です。

 

急に背中の中に入ってきて、背骨あたりが異常に心地よくなります。

あーこの快感がずーっと続いてほしいと思うのですが、自分の気持ちとは裏腹にその快感は去っていってしまいます。

 

こんな、出来事が二度三度起こりました。

その後、この感覚が起こるような事はありませんでした。

 

この、快感が来る前には必ず予兆があります。

 

あー今日はくるな

 

と分かりますが、自分の意志でこの状態になることはありませんでした。

そして、この快感の状態を維持しようとしても全く無駄でした。

 

快感は勝手にやってきて、勝手に去っていきました。

 

しかし、瞑想を行うと非常に 強い快感 が訪れる事があると言う事を知り、非常に驚きました。

今でも何でそうなったのか、何故そういった快楽が訪れるのかサッパリ分かりませんが、より瞑想に興味を持つ出来事になったのは間違いなかったと思います。

今でも一体何だったのだろうと思います。

 

続く