6月3日、4日、と吐納気法1・2の短期集中コースに参加予定でしたが、この天気・・・・

新幹線は午前中運休。

泣く泣く、今回のコースの参加は見送り、残念無念。

助かったのは、ホテル宿泊キャンセルの手数料が当日でも無料だったこと。

東横イン好きです。

 

さて、本題。

 

瞑想などでとても大切な要素 座る である。

この、座ると言う問題は色々と難しいし、自分も未だに悩みがある。

 

まず、座ると言う行為により、相対的に 静 に近づくことができるかなと思う。

身体が止まってくると、五感などの働きが抑えられ、意識だけの状態に近づくことができる。

これが、動いていたり、立ったりしていると、色々な感覚が発生してしまい、五感を抑える事が非常に難しくなる。

瞑想をなるべく合理的に効率的に行いたいのであれば 座る と言う行為がマストになる。

 

では、どのように座れば良いか?

この問題が非常に難しい。

座る行為は 五感 を極力抑える為、と言う目的がある。

五感を抑える為には、なるべく身体に負担にならないよう、快適に座れる事、バランスを崩さないように座れる事、がとてもとても大切になってくる。

 

一般的に 瞑想 でとられる座法は床に直に座る 結跏趺坐 半結跏趺坐 胡坐 などがある。

この座法は、お尻と(座骨)と太もも、ふくらはぎの筋肉で作る、底辺の三角形の面積が大きく取れ、非常に安定して座れる事、背筋をまっすぐ保つことが容易で、上半身の負担が少ない事などで非常に優れている。

座布団、マットなどを補助的にお尻の下に敷くことで、より安定感と快適度を増すことができる。

 

古くから、これらの座法がとられるのは、瞑想 禅 に対して最も有効な手段であるからだと思うが、一つだけデメリットがある。

足が痺れると言った問題を含んでいる。

足が痺れると言う事は血行が悪くなると言う事でもある。

しかし、これらの座法は座り慣れてくると、比較的、足の痺れなどは発生し難くなってくる。

 

もう一つ 比較的取られる座法がある。

椅子に座ると言う方法である。

昔、椅子が一般的にあったのか、高価であったのかは分からないが、現代は普通にそこそこの椅子が手に入る。

高さ、水平度、座り心地など、いろんな要素を含め椅子を選ぶことができる。

 

実は私は椅子派である。

股関節、脚関節が硬い私には椅子座法はもってこいで、一時期、半結跏趺坐で座っていたが、瞑想を行う主たる場所が職場の会議室である為、自ずと椅子になった。

 

椅子の利点は、身体に対する負担が床に座るより少ない事と、老若男女、身体的に床に座るのが難しい人でも簡単に瞑想に取り組むことができるメリットがある。

足の痺れなどもほぼ発生しない。

 

しかし、個人的に問題だと思っているのが、長時間、長期間、座ると座骨が痛くなることである。

 

瞑想にとって痛みは大敵である。

瞑想で重要な事は、精神が穏やかであることだが、身体に痛みが発生すると、精神を穏やかに保つのは、まー無理である。

拷問を受けながら瞑想はできないし、そんな瞑想は嫌だ。

 

個人的には一日5時間、二日座るとお尻に痛みが発生してくる。

その問題をどうにかしたいため、エアー座布団を買ってお尻に下に敷いている。

エアーー座布団も現在使っている物で3代目である。

比較的良い物を手に入れたが、エアー座布団のデメリットはフワフワ感がどうしても出てしまい、床に座ることに比べれば安定感に欠けてしまう事だ。

 

床に直に座ること、椅子に座ることは、互いに長所、短所がある。

個人差があるので一概には言えないが、長く本格的に瞑想 禅 を行うのであればやはり、床に直に座る方に分があると思われる。

 

色々やってみて、自分なりの座り方を見つけるのは本当に大切である。

 

そして、床座り、椅子座りに関係なく仙骨(丹田)を少し前側に押し出すように、背骨をまっすぐに立て、頭も真っすぐに座る事は共通で、基本中の基本である。

 

以外に知られていないのは、しっかりと座れると体力が付く事である。

背骨を含めた体幹がしっかりと作られる。

背尾を含めた姿勢が合理的になると、どの動作も最小限で効率的になる。

瞑想の知らざれるメリットである。

 

何はともあれ、良い瞑想を行う為には、上手に座れる事が絶対に必要な事である。