4日間、ずーっと静かに座ると言うと、普通の人はどう思うのだろう。

とても、正気でないと思う人もいるかもしれない。

地方から出てきてわざわざお金を払い、座る。

東京にはおいしい食べ物や、見たこともない目新しい物、面白くて楽しい事がいっぱいあるのになんで・・・

 

自分の行動を客観的に見れば確かにそう思う。

自分だって瞑想以外の楽しい事だって知っている。

 

しかし座る。

 

そして瞑想や座禅に興味を持った人なら分かるが、数日間集中的に瞑想や座禅を行っている所は非常に少ない。

あったとしても宗教的に入門した人でないと、集中的に座るのは非常に機会が限られる。

 

自分をここまで動かしている物はなんだろう?

精神世界に浸りたい?

中国の伝統的な物に興味がある?

宗教的な物に興味がある?

 

残念ながらそんな物に為の気功をやっている訳ではない。

自分でもよく分からない。

しかし、自分の心の奥底に自分を動かす強いエネルギーがある。

 

瞑想4日目、この瞑想4日目は非常に微妙な日にちである。

自分的に言えば、今日一日で帰れると言った気持ちと、今日で終わってしまうがせめぎ合う、非常に微妙に日にちである。

今までであれば、3日目までで疲れがピークに達するが、今回は全く以て問題ない事である。

やはり進歩している。

 

4日目の午前中も、相当な集中力を発揮した。

安定感は相当であった。

相当と言うのは、ほぼ雑念に揺り動かされることなく、穏やかで心地よい感覚だけに集中できたと言うことだ。

確実に今までの自分とは違う。

 

午後からは、あと少しで帰れると言った感情が出て、心が少し乱れた。

自分もまだまだだ。

 

しかし、4日間通して今回の瞑想は大きな収穫があった。

今後の糧になる。

 

10月の築基功、11月の心の瞑想を通して、自分の中で、何かが変わった実感がある。

これは人から見ても分からないが、何故か確実な実感がある。

言葉で表現するのは難しいが、自分の中の種から芽が出たような感じで、非常な曖昧な表現だが、自分の中に安定した物ができたような気がする。

この芽を枯らさないよう、じっくりと焦らず大切に育てていきたい。

 

その先に自分が目標とする物が必ずある。

道は始まったばかりである、先はまだまだ、ずーっと彼方である。