心の瞑想 短期集中コース。

短期集中コースの瞑想会はAM10:00~PM5:30まで。

今回は4日間で開催された。

頑張って仕事を片付けて4日間参加した。

 

一日の内訳は 昼食1時間 昼寝2回計1時間強 その他の時間は全て練習である。

 

練習と書いたのは、瞑想の他に築基功の蠕動動作が含まれるからである。

瞑想をすると、築基功の蠕動動作がどれほど重要か嫌と言うほど思い知らされる。

他の気功の事は分からないが、禅密気功ではいきなり瞑想をすることは、自分が記憶する限りない。

必ず蠕動を行い、その後瞑想する。

蠕動動作は築基なので基本を構築する功法である。

自分なんかは気感を得るための功法なので、築気と言い換えてもいいのではないかと思う。

 

心の瞑想の場合、上記の 蠕動 を何十分か行い、その後 気の瞑想を行い、しっかりとした 気感が構築できた後に 心の瞑想 に移っていく。

蠕動で発生した気感を利用して、気の瞑想により気を丹田に落としていく。

気感が丹田に落ちると、非常に落ち着いた気持ちになる。

そして、初めて目を開き、視点を一点に移す。

 

今までは 心の瞑想が苦手であったが、目を開いても気感が失われない。

この現象には少々驚いた。

過去に 禅 に取り組んだ時は、目の前を歩く住職や、外の車の音に意識が移り、集中とは縁遠かったが、心の瞑想については、心が非常に落ち着き安定している。

 

1日目の午前中は気感が多少弱く、多少なりとも、心が揺れ動く瞬間があったが、比較的安定していたと思う。

 

昼寝の後は、より集中力が増してくる。

自分で言うのもなんだが、精神的には盤石だった。

当日はマンションの足場を解体していたので相当うるさかったが、全く気にもならなかった。

音は耳に入ってくる、しかし気にはならないのである、瞑想しているにも関わらず・・・

不思議な感覚だ。

相当、強い気感がある。

目を開いていても落ち着き払っている。

落ち着き払っているせいもあり、穏やかで、とても心地良い。

心地良さがあるので、雑念なんて湧かない。

何故かと言うと、心地よいので、他の事なんて考えも浮かばないし、考えたくもない。

人間楽しいことや、心地良いことをしている時は、それ事体に集中しきっているので、他事など考えもしない。

 

この一つの事に集中する方法が体系的組まれているのが禅密気功の非常に優れたところだ。

気持ちを一点に集中する。

取り組んだ人には分かるが、この最も基本的な方法を教えてくれる人は少ない。

 

とても心地良いので、この状況から離れたくはないが2回目の昼寝である。

 

この適度な昼寝の休憩が、より上質な瞑想へと繋がっていく。

 

瞑想や、禅には苦行と言うイメージがあるが、それは間違っていると思う。

疲れたらしっかりと休む、そしてより万全な身体と精神の状態で瞑想に挑む。

 

2回目の昼寝の後はさらに重厚な気感が発生して、自分でもどうなってしまったのだろうと思うほどの安定した瞑想が行えた。

正直、過去一の瞑想ができたと思う。

 

今回、少し思ったのが、日々の練習がやはり無駄ではなかった思えた事だ。

間違っていることもあるし、だれ気味になったこともある。

効果に疑問を持った事もある。

 

しかし、間違いながらも、ダレながらも続けたことにより、自分では分らなかったが、やはり基本的な部分と、内的感覚が知らず知らずの内に、少しずつではあるが育まれていたなと感じた事だ。

これからも自分のペースで自主練は続けよう。

 

そして、明日は二日目だ。

一日座ると嫌でも疲労は蓄積する。

日々の自主練が二日目にどのような影響を及ぼすのか、不安でもあり、楽しみでもある。