太極拳は相変わらず禅密気功と並行して行っています。
太極拳と言うと、日本では殆どが24式を代表とする制定拳の事ですが、太極拳は伝統武術と伝わってきましたので、その歴史について自分の知っていることを書こうと思います。
今回、書くのは自分の頭の中にあることなので 出典等 は記しません。
要は裏は取っていない記事になります。
よって、オッサンの独り言として参考とどめてもらいもらい、確実に裏を取りたい人は自分で調べて裏を取ってください。
太極拳は中国の内家拳の代表的な拳種になります。
他に内家拳で代表的な拳種に八卦掌、と形意拳があります。
内家拳があると言うことは、外家拳があります。
外家拳の代表的な拳種に少林寺で行われる、少林拳があります。
内家拳と外家拳については色々な説がありますので、ここでは書きませんが、個人的に敢て言えば、内面的な感覚を重視するのが内家拳、筋骨、外的な動きを主体にしているのが外家拳かと思います。
しかし、そもそも論ですが、この内家拳、外家拳と分けるのは個人的にはどうかなと思っています。
内家拳でも筋骨は重要視しますし、外家拳であっても内的感覚は重要視するからです。
太極家はと言うと内的感覚を重視する内家拳です。
太極拳がゆっくり、ゆっくり動くのは自分の内的感覚重要視する為、ゆっくりゆっくり動いて繊細な感覚を確認しながら行う為です。
内的感覚を重要視する、気功と共通する部分が多くあります。
しかし、太極拳も元々、内家の拳であったかと言われれば私の知る限りそうではありません。
元々、太極拳と呼ばれる拳法は外家拳でしたし、そもそも太極拳と言う名では呼ばれていませんでした。
太極拳のベースになったのではないかと言われる拳種は洪洞通背拳と呼ばれています。(一般的な通背拳とは違うようです)
洪洞通背拳はユーチューブでも見ることができますので、見てみると現在の太極拳とは風格が全く違うことが分かります。
洪洞通背拳
今ではゆっくり、ゆっくり動く太極拳ですが、元の拳種となる洪洞通背拳それなりの速さで動きます。
洪洞通背拳は元々、少林拳であろうと言われています。
洪洞通背拳は山西省洪洞県の拳法とされており、太極拳のオリジナルが生まれたとされる河南省温県陳家溝とは離れています。
省としては隣り合っています。
太極拳が系統だって作られたのは河南省温県陳家溝の陳一族によるものです。
陳一族は、山西省洪洞県から河南省温県陳家溝に強制居移住させられたと言われています。
太極拳のベースとなったのが洪洞通背拳ではないかと言われるのはそのためです。
続く