先週は 慧功・洗心法 の短期集中コースに参加してきました。

 

そもそもですが、禅密気功には、初級、中級、上級の功法の分けがあります。

 

慧功・洗心法 は中級功法になります、二年ぶりの受講です。

 

慧功・洗心法は中級功法です、その前に初級にあたる、築基、双雲、陰陽合気(天地部)、吐収気法(1)(2)があります。

初級功法はここ数年で複数回受講しており、おぼろげながらも、初級の全体像は身体を通して感じることが出来るようになってきています。

そして今回の 慧功・洗心法 は初級功法が全て凝縮されているように、私個人は感じました。

 

慧功は “第三の目が開き知恵が育まれ る功法で、潜在能力が開発されます、問題解決能力や創造力を向上させる功法です” とされています。

※慧功では慧中(眉間あたり)を非常に意識して功法を行っていきます。

 

第三の目 なんていうと ? と思われると思いますが ムカシトカゲ には今も 第三の目 があります。

 

人間には実際に 第三の目 はありませんが 脳下垂体・松果体 に関係があるのではないかとされています。

 

難しいことは私には分かりませんが 慧功は 第三の目 に関連する、慧中(眉間あたり)が非常に敏感になることは事実です。

 

では 慧功 功法紹介を

 

・鬆展放収

 

 鬆:蠕動を微動で行いながら、密処を緩める、オシッコが漏れる寸前ぐらい。

 展:密処の意、気を慧中まで引き上げる。

 放:慧中から無限の空を見るように、無限の気の中にいるように、周りが全て気であるように、空の中にいるように。

 収:慧中に気を落としそのまま、丹田まで落とす。

 

慧中を通して無限に広がる空を見るように意識します。

以前は、上手くイメージすることが出来ませんでしたが、今回はそれなりに 空 をイメージをすることができます。

なんだか、空に包まれているような、空に浮遊しているような感覚があります。

そもそも、自分の体の輪郭が定かでない感じです、ドライアイスが昇華していくような感じでしょうか。

 

・衝上貫下(地根、天根)

 

丹田の気を拡大させ、息を吐きながら地根までおろし地中深くまで繋げます。
息を吸いながら地根の気を丹田まで引き上げます。

丹田まで引き上げた気を、息を吐きながら天頂まで上げて天根と繋げるます。

この状態が地と天が繋がった状態で天と地の気の柱の中にいる状態になります。
天の気を息を吸いながら、丹田まで下ろし、丹田の気を息を吐きながら地根まで下ろします。

なんだかボヤーッとした気の柱が感じられます。

 

・周通空霊

 

周通:丹田の気が四方八方に広がっていくように。

空霊:四方八方に広がった気が全て丹田に戻って来る。

 

 

二年前慧功を受講した時は、何をしようとしているのか、皆なにを感じているのか正直、良く分かりませんでした。

 

しかし、ここ一年ほどは、1時間程とはいえ、毎日、気功の練習を行っている為、多少なりとも上達はしているようなのです。

なのです と書いたのは、前回受講した時との感覚があまりにも違ったからです。

 

以前は感じませんでしたが、慧功は大変、心地が良い功法です。

 

禅密気功全般に言えることですが、練習すると本当にホッとした感覚、とても穏やかで満たされた感覚を得ることができます。

現代人が忘れてしまっている、人としてとても大切な感覚を見直すことができます。

 

つづく