啐啄同時(そったくどうじ) と言う言葉があります。
禅語らしいです。
鳥が卵から孵化するときの物の例えらしいです。
雛鳥が孵化するには必ず親鳥の助けが必要だそうです。(人聞き)
外から卵を突いて割る補助をしてもらわないと、雛鳥は孵化できないそうです。
しかし、それよりも大切なのは雛鳥が卵から孵化しようと、卵の中から殻を突いて割る行動をとることです。
雛鳥が孵化しようと、中から殻を突かないと、その行動を親鳥は補助しません。
雛鳥が内側から殻を突きだした時に、初めて親鳥も外側から殻を突き割ります。
あまり上手くは表現できませんでしたが、このことを 啐啄同時 と言うようです。
あくまでも自分が行動を起こさないと、補助のしようが無いのです。
具体的な行動に移した時、師匠がここぞと言うタイミングで必要な知識を与える、又は助けると言う事です。
私が趣味で行っている物に、これに似た物事の例えがあります。
牛を水飲み場まで連れて行く事は出来る、しかしそこで水を飲むか飲まないかはその牛の問題だ
と言う例えです。
水を飲むか飲まないかは自分の問題で、唯一行動でしか、それは満たされません。
水を飲む行動を取れば、効率的な水の飲み方を師匠が教えてくれます。
行動に移した時初めて師匠は的確なアドバイスが出来るのです。
条件はそろっています、後は自分次第です。
努力している者にのみ、助けの手は差し伸べられます。