瞑想を行っていく初期段階でとても大切なことがあります。
持身法 です。
持身法 とは瞑想で座ったときに満たさなければならない身体の状態です。
持身法 で大切なのは骨盤、仙骨、背骨、首筋、顎、頭頂です。
持身法 は朱剛先生の言葉を借りれば
座れば座るほど楽になる
なんだか座りたいなーと思う
他人に身を持たれているかのような楽さがある
座ったときにこの状態でないといけません。
持身法 とは単純に言えば、座るための姿勢の事です、この姿勢がしっかりと定まらない限りは、瞑想に入門できたとは言えないと思います。
この 持身法 の状態がしっかりと確保できないと、その後の瞑想は残念ながら深まりません。
瞑想は楽に長時間座ることが出来ないと、境地を深めることが出来ないからです。
個人的な表現を使って言わせてもらうと 持身法 とは筋力、筋、骨格を最も効率的に使い、最小限の力で座れる状態 と言って良いかと思います。
瞑想は当然長時間、座りますので、痛みや、コリ、張りなどが出てしまうと、そういった痛みに意識が取られてしまい、もう瞑想どころではありません。
ただの我慢大会になってしまい、それはもはや瞑想ではありません。
瞑想は痛みや、つらさを求めてはいません、五感を極力抑えて、精神的なことに集中しなければなりません。
矛盾した事を言うことになりますが 持身法 の状態になるには長時間座り、座るための筋力、筋、姿勢を鍛えなければなりません。
より楽に座れるように意識して姿勢を正して座る、それしかありません。
後は、練習中意識して、正しい姿勢を守るこれしかありません。
残念ながら座る為の体力は必要なのです。
これが最短です、他の近道はありません。
自分で 持身法 が完成したとは言えませんが、長時間座っていても相当疲れにくくなりましたし、おかしな痛みや、違和感に気持ちを持っていかれる事が非常に少なくなりました。
この 持身法 の状態がしっかりと確保出来ないと 禅密気功の真髄 瞑想 に入っていくことが出来ません。
何はともあれ 禅密 に取組むのであれば 築基功 と 持身法 は絶対に外せない功法です。