小学5、6年生の時の話だ。
私は自転車に乗って、気持ちよく新緑の町を走っていた。
緑がキラキラして、空も美しかった。

でも、自転車に乗って進んでいるとき、突然、バーンとまるで薄い
弾幕が降りたみたいに見えている世界が一瞬で変わった。

見ている世界が全く変わってしまった。

薄いフィルターがかかったような別世界に移動してしまったような違和感。
それも突然。

おかしい……。
緑の色が違う。
空の色が輝いて見えない。

すごくショックだった。
見るもの全ての色彩が、風景が全くの異次元に変わってしまった。
いつもの道が風景が、突然見たこともない世界に変わってしまった。

その日は逃げるようにお布団に潜り込んでいつもより早く寝た。

これは夢で、きっと目覚めたらまたあのきれいな元の世界を見ることが出来ると信じていた。

だけど、翌日のその翌日も、世界はまるでフィルターがかかってしまったみたいに別の世界になってしまった。

私はショックのあまり毎日、以前のように見えるようになりたいと泣いていた。
でも、それも1週間、1年、3年、5年、10年、数十年と経つうちにこの世界に慣れてしまった。

もう二度とあの世界は観れないんだと思うと、今でも切ない。
夫や子供にそんな体験を話したけど、そういう経験をしたことがないと二人とも言う。

みんなが経験すると思っていたから、すごく不思議だし、ショックだった。

私は今も相変わらず違う風景の世界にいる。

もう一度、昔のような世界に戻りたいと思うけど、さすがに年月も経ち過ぎたし、きっと無理だろうと思う。

せめて私のような体験をしたことがある人がいたら、色々話してみたい、聞いてみたいと思う。



先日、私の親戚の子がとあるブラック企業を辞めた。
本当に平成の蟹工船?女工哀史か?ってくらいひどかった。

毎日10時過ぎまで勤務、休日出勤当たり前。
もちろん、残業代だって、休日出勤の手当てだって出ない。
ようやく取ることのできた休日の日ですら、「出勤して」と電話で無理矢理出社させられて夜の12時に帰宅。
もう心身ともにボロボロになっていました。

極めつけはやめる時の給料。
フルで30日出勤したのに最後に支給された給料が「1万円」って?!
ありえないでしょう?!
固定給すらもあり得ない金額に改竄されて……
今時、ありますか?
固定給が5万円以下って。

親戚の子が就職してからもすごく大量の人が辞めたらしい。

WEBでこの女社長のご尊顔を拝したら、40~50代くらいで、奥様然としていて、小型犬も飼っていて常識もありそうなのに……。
犬を飼っている人に悪人は無しなんていうけど、この女社長はけた違いのすさまじい大悪党でした。
ハローワークからの紹介だったから安心して就職させたのに。

こういう悪質な会社の実態をハローワークの人たちは掲載する前に確認してほしい。
そして、労基も取り締まってほしい!
経済的弱者が食い物にされてまかり通る世界では、これからの子供たちも夢が持てません。


我が家のコチビ。
若干7歳と1カ月。
日本人のくせに国語ができないできない!

しかも、このコチビ。
先程、何やら手に紙を持ってリビングをウロウロ。

何やってんだろう?

見ると、手にはテストらしきものが……。

「どうしたの?コチビ?」

ママ、問う。

「ん?ゴミ捨てようと思って」

「ゴミって、それ、答案用紙じゃん」

「でも、もういらないから。燃えるゴミでいい?」

不吉な予感にコチビにおいでおいでをするママ。

「ちょっと見せて。捨てるって……32点じゃん?!捨てちゃダメだろ!」

「あ。そうか。シュレッダーしないとね。じゃ、してくる」

「ちょっと待て!」

コチビの肩をがっちりつかむ。

目の前で堂々と証拠隠滅を図るなんて、やってくれるじゃないか。

「捨てる前に、書けるかどうか、ママがテストするから。そこへなおれ!もとい、座れ!」

「えーー。でも、これ半年前のテストだよ」

おいおい。半年も隠ぺいしていたのかよ。

気を取り直して……

「じゃ、『ちめい』書いてごらん。分かるよね。『ち、め、い』」

コチビ、ぶつぶつ言いながら、「池名」。

ちーーーーがーーーーーーうーーーー!

「じゃ、『日があたる』は?」

コチビ、「明る」。

漢字違うし。
送り仮名合ってないし。

半年前の再テストでまともに書けた漢字、ほぼ無し。

側で観ていた夫が、「やばいんじゃない?」と笑いながら、部屋へ退場。

コチビ、ここで初めて、自らの立場に気づいたらしい……。

「ママ、おらっち、ヤバイの?」

「やばいかもね。将来、住む家とかないかもね」

「……でも、おらっちと結婚したいっていう子、いるもん」

「結婚しても、住む家がなかったら出て行くかもね」

今、蒼白になってようやく漢字の勉強に本腰を入れた模様。

そうだ!コチビ!

ガンバレ!コチビ!!

「バレンタインではチョコを一個はもらいたい」と大いなる野望を抱いていたではないか。

審判の日は近い。

ママからも上げるから、2個のチョコ目指してがんばれよ。