巨星列伝~竹山春友氏~ | 全日本武道具 空手道『道場訪問記』

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全日本武道具空手道~巨星列伝~、今回は空手家であり後にはキックボクシングの世界でも活躍されました竹山春友氏をご紹介させて頂きます。


20歳の頃に上京され、極真会館の内弟子となられたのが空手人生のスタートでした。



1980年に開催された極真会館取材の第12回オープントーナメント全日本空手道選手権大会に初出場され、いきなりの7位入賞。



翌年の全日本選手権でも7位、その翌年は5位、そして更に翌年の15回全日本選手権では3位と確実に順位を上げていかれました。

無尽蔵のスタミナとラッシュで常に熱い試合を展開し、印象に残る選手として、いよいよ第3回オープントーナメント全世界空手道選手権大会に出場されます。



外国の強豪選手も数多く出場する中、優勝候補の筆頭として名前が挙げられていた南アフリカのケニー・ウーデンボガードとの試合はまさしく死闘となり、4回にもおよぶ延長戦の末に惜しくも敗れてしまいました。



頭一つ違う巨大なウーデンボガードの打ち下ろす様な攻撃に対し、愚直にもローキックと下突きの連打で真っ向勝負を繰り広げた竹山選手は本当に素晴らしかったと思います。この試合は劇場公開映画『世界最強のカラテ・キョクシン』にも収録されておりました。



その年に開催された16回全日本選手権では決勝まで進まれ、黒澤浩樹選手と対戦。



延長の末に敗れ準優勝となり、この試合が極真そしてフルコンタクト空手の試合としては最後となります。



極真会館を離れられ、その後元極真のOBでありキックボクサーとして成功されていた大沢昇氏に弟子入りし、大沢ジム所属として本格的にキックボクサーとしての道を歩まれます。



1986年の4月にプロデビューされた後、13連続KO勝ちを重ねられ、MA日本キックボクシング連盟ウェルター級新人王となり、後にはミドル級チャンピオンにもなられました。





ムエタイの強豪を撃破する等、キックの世界でも極真時代と変わらぬ粘り強さと強靭な精神力で勝利を重ねられました。



1989年にキックボクシングを引退され、東京新小岩にて空手教室・竹山道場を主催しておられます。