こんな題名でごめんなさい。
今、それどころではないと思うのですが、
カルロス・ゴーン氏のことを覚えているでしょうか。
そもそも彼はなぜ、日産の社長になることができたのでしょう。
カルロス・ゴーンの登場で、「最高経営責任者(CEO)」という言葉を知ったのです。
自分で日産のコマーシャルにも出ていました。
外国人が、社長になる時代。
明るい未来を感じていました。
彼は、とても頭がいい人なのだと思います。
でも、カルロス・ゴーンが日産の社長になってやったことといえば、
リストラしか思い浮かばない。
けれども、そのとき、人々は拍手喝采でした。
「コストカッター」と言って。
2004年には、何と藍綬褒章まで。
でもそれは今から考えると、
タコが自分の足を食べていたのと同じだったのでは。
カルロス・ゴーンは、会社の金を自分のために使いこんでいたのに。
特別背任罪。
会社にとって一番の無駄な人間。
逃げたから裁判が開けないし、
そんな人間を、私たちはずっと見抜けなかったのです。
そして、彼は保釈されてしまったし、
国外に逃亡してしまったのです。
こういう風に、私たちの社会は、何年も前から
何か良識というか、何かを失っているのでは。
本当に気を付けないと。