打倒 新月まであとわずか。 強敵を思い出した。 これからは対決だ。 今日も雲で星は見えない。 と思いながら左に曲がった。 けれども、シリウスはたった一つ 自分に正対して輝いていた。 雲の間から。 雲など気にしないこと。 目には見えなくても 後ろには北斗が輝いていた。