「賢女の極意」と「太田すけ正」 | ゆうゆうねこの感想ブログ

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よくみたら「賢女の極意」(文藝春秋)は2016年に第1刷が出た本でした。

 

それをなぜか今コンビニが売っていたのです。

 

ねこが手にしたこの本もよく見たら2016年の第1刷でした。(ここには何か秘密がありそう。)そして、よく行くブックオフでも売られていたのです。それも2冊も。価格も半額以上がつけられていました。それまで見かけたことがないのに。

 

笑うなかれ。2冊並んでいるということは、コンビニで(?)2冊売れたということなのです。

 

本当に2016年に出ていた本だったら、今ブックオフで108円くらいの価値しかないはず。2016年には全く売れなかったのでしょうか。それをコンビニに置いたとたん売れだしたのでしょうか。

 

でも、たしかにコンビニ向けの本だと思う。

 

前にも書きましたが、この本は1ページを使って林真理子氏の過去の著作からの「名言」を大書きしているだけの本です。

 

例えば

白人とキス するのが そんなにえらいか」 これが1ページ。

そして次のページにはその言葉の解説が何行か書いてあるのです。

 

説明不要の「名言」も多いのです。

 

本当にそうなのかは置いておいて、非常に分かりやすい。そして面白い。スマホを見ているみたい。

 

そして、裏表紙には「林真理子(はやしまりこ)、賢女の極意(けんじょのごくい)」と読みがなまで分かりやすい。林真理子くらい読めるでしょう?いやいや、みんな、仕事帰りで疲れているのですから。

 

 

なぜ、こんなことを長々書いたのかというと、売れるには分かりやすさが必須であると思ったのです。

 

「城をひとつ」を読んで、マイナー武将が認知されるにはまず漢字が難しすぎるということを感じたのです。

 

太田資正をなんのためらいもなく「おおたすけまさ」と読める人は少ないと思うのです。「資」を「すけ」と読まないでしょう。

 

もしかすると、ここは思い切って「太田すけ正」と書く勇気も必要なのではないでしょうか。(思った以上に間抜けな感じですけれども…)

 

 

 

(しかし「賢女の極意」には「To Train Your Wisdom」と副題がついている。この副題は何なのか? トルストイの作品とかで描かれるロシアの上流階級では「ロシア語」にときどき「フランス語」を交えて会話している。そんな感じなのか。おしゃれなのか。)