
The Flash ネタバレ・レビュー その③
DC映画 The Flash 個人的レビュー 第三回です。
前回はこちらから辿っていただければと思います。
次に気になった点は
復帰を一度は拒否した老ブルースがバットスーツに身を包み二人のバリーの前に登場します。
そこで若いバリーが、、、「あっ、、、あなたはっ!!!!」的な驚きの声を上げますが、、、
そしてその返答は「そうだ、、、私がバットマンだ」と。
このやり取りはファンサービスだとは思いますが前後のやり取りを考えるとやはり変です。
若いバリーは老ブルースがすでにバットマンだということを知っていてバットケーブでも装備などで色々と遊んでいました。
鑑賞中は不自然なやり取りだなと気になってしまいました。
シークエンスを少し飛ばし次に気になったのは人間を助ける事に疑問を持っていたカーラことスーパーガールがFlash側に帰るきっかけです。
ゾッド将軍の地球軍への無慈悲な攻撃を目の当たりにし呆然となる所でシーンは切り替わり次の登場は
力を取り戻すために雷を撃たれるも一撃では取り戻し切れなかった主人公バリーを空に連れていき再度雷に撃たれるように促すシークエンスです。
カーラが地球人を助ける事を決意するのはバリーのカーラを含んだ弱い者への優しさ、その真逆のゾッドの所業ですが。
時間の都合とはいえ少し説明不足というかもう少し善良な地球人と触れ合ってほしかったです。
そして最終決戦へと進みます。
直前で旧バットスーツを改造し即席でFlashのスーツを完成させる若いバリーですが、、、
致し方ない事ですがまぁコレがあまりかっこよくない。。
また即席のスーツではパワーの制御が上手く行かないから力を放出するんだと主人公バリーは若いバリーにアドバイスします。
ここでも説明不足感は否めません。
戦いが進むにつれ老バットマンは殉死、スーパーガールもゾッド将軍に敗れます。
力が及ばないチームですが、、、
戦いの前半で「フェイジング」という身体の分子を震わして壁や障害物をすり抜ける技を応用した攻撃でクリプトン人を倒したバリー、、、この技を二人で同時にゾッド将軍やファオラに仕掛けていれば、、、勝てるような気がします。。
このままでは地球は滅びるので少し前の時間に戻り最終決戦が仕切り直されます。
ここで紆余曲折有り老バットマンがクリプトン人と肉弾戦になります、、、
圧倒的にバットマンは勝てない状況です。 過去に一度JossticeでもZSJLでもクリプトン人(スーパーマン)と戦った経験のあるバリー、、、ちゃんと老ブルースに爆弾では対処できないと教えておけと、、、
ここもツッコミどころでした。
戦いに敗れ命が残り少ないバットマンが主人公バリーとの会話で「今は駄目だ、、、また今度な」とベン・アフレック演じるブルースと同じセリフを言わせたところはとても良かったです。
ここでこの時間軸(スパゲッティ)ではクリプトン人に敗れ地球が滅びる運命は不可避だと言うことに気付いた主人公バリーは母を諦めて改変した時間軸を戻そうと内心決意しますが若いバリーは諦めきれずに一人で何度も最終決戦をやり直します。
クロノボールから戦いを何度も見つめる主人公バリーに対し戦うたびに傷を負ってクロノボールに帰ってくる若いバリー、、、
何度か繰り返していると主人公バリーの邪魔をしこの時間軸にとどまらせた紫色の閃光の黒い人物が現れます。
彼は何年も何年もゾッド将軍をの戦いをやり直しその分年をとった若いバリーの成れの果てでした。
ブラックフラッシュと化した老バリーは母生存の時間軸だと自分はFlashの能力を得る事が出来ないので主人公バリーを若いバリーに能力を取得させるためにこの時間軸に誘導しました。
ここで老ブルースが説明していた「どこが始まりでどう進んでいくかも分からなくなる」の伏線の回収にもなっています。
母生存ルートを死守すべく何年も戦い続けていた老バリーは主人公バリーの更なる時間改変を止めようとしますが身を挺した若井バリーが命と引換えに主人公バリーを守ります。
「母さんに愛してると伝えてくれ」と母生存ルートを諦めての行動でした。
そして自分が改変した瞬間に戻り他人を装いつつも「他人とは思えないわね」という優しい母と最後の会話をしてトマトの缶をショッピングカートから取り出します。
元の時間に帰ろうとした瞬間に監視カメラに気付き、、、
後に母が買い忘れたトマトの缶を買いに来た時に下段の棚にあるトマトの缶を買うために監視カメラに顔が映らなかった父を思い出します。
そして元の時代に戻り父の再審の裁判所にギリギリで到着します。
そこでウェインエンタープライズの技術でノイズを処理した監視カメラの映像には上段の棚のトマト缶を取る顔を見上げてしっかり監視カメラに映る父の姿でした。
父の無罪の証明に繋がり明るい顔で裁判所の扉を後にするバリーにブルースから電話があり短い会話のあと裁判所の前に到着したブルースと落ち合います。
そこにはベン・アフレックでもマイケル・キートンでもない初めて見る顔のジョージ・クルーニーの顔のブルース・ウェインでした。
トマトの缶の位置を変えた事でクリプトン人の来襲には勝てたもののまた別のスパゲッティを作り出したという事実に直面して映画は終了します。
筆者は思いました、、、「バリー、、、全然学んでない」と、、、。
次回はこのシリーズの最終回です!!!!