(人事院審理状況)
令和3年9月21日に人事院に不服申立てを行い、現在公平委員会にて書面審理が行われています。11月には当局側から人事院に答弁書が提出されましたが、その内容は具体性に欠けて説得力もなく、これに添付された書証も肝心な箇所が黒塗りにされており、原口さん(申立人)の代理人弁護士が「このような内容では、認否や反論のしようがない」と呆れるほどずさんなものでした。
これを踏まえて人事院は、黒塗り部分の開示や新たな資料の提出と処分庁の主張を根拠づける事実の特定等を当局側に求めていましたが、当局から出された資料はその求めに応えるものになっておらず、これに困惑した人事院が申立人側代理人と面談してヒアリングを行い、今後の審理のすすめ方についての協議を行うという異例の展開になっています。
その後も、2か月が経過しようとしてますが、相変わらず当局側から適切な資料提出が無く、誠意ある対応も無く、審理がストップしております。