空白を埋める第三惑星

空白を埋める第三惑星

ゆっくり書こうと思います。
見守って下さい。

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鈍器で殴った
苦虫噛み潰して殴った
アルミ缶を叩き潰した
僕の手は綺麗なままだ

人を殴った
苦虫噛み潰して殴った
汚れた
汚れた
アルミ缶を拾い上げて

明日を殴った
君が見たこと無い六畳一間に
思い出したように水仙を飾って
そんな花どこから持ってきたのと
思い出したように僕は呟く

僕が見たこと無い道路の真ん中
自転車を漕いで白線を渡る
何処へ行こうと呟く君は
自転車を漕いで交差点を曲がる

平べったい現実の上で生きてるなら
反対の面が見えないはずだよ
丸い地球の上で生きてても
君の居場所も見えないんだから

空が地面ならいいのにね
なんて嘘をついた
僕らは空にいる

夜明け前の空を見てる
月から飛び立つロケットを見てる
ああ僕らの歪んだ毎日に
音を立ててぶっ刺され

傷だらけの夢を見てる
何度も見た知らない街を見てる
通りの向こうに消えた誰かの
後ろ姿を人混みで 探してしまうよ

希望なんてコトバにばかり引き摺られている
僕は意味の無いやりとりばかりに疲れている

何の変哲も無いことで涙がでる
そんな人生はどうだろう
こんな現実に満足している
そんな人生も悪くないよ

夜明け前の空を泳ぐ
月から飛び立ったロケットで泳ぐ
知らない街の通りの向こうへ
いのちをぶっ刺してやるのだ

君にとっての悪が
僕にとっては悪じゃなかったりして

君にとっての愛が
僕にとっては愛じゃなかったりして

君にとっての僕が
僕にとっては僕じゃなかったりして

君にとっての君を
僕はまだ知らなかったりして

雑音だ 午後の滑走路だ
雲はない 飛ぶんだ
そんなことを考えて窓辺
消えていく飛行機と夕暮れ
ああまた1日を無駄にして
僕はまた1日を無駄にして

僕にとっての悪は
君にとっては悪じゃなかったりして

僕にとっての愛が
君に届いてると嬉しい


僕にとって僕は 君

握りしめすぎて 潰れた塊

汚れないようにポケットにしまう

「ずっとそうやって生きてきた癖に」

今更後悔はできないね


渦を巻く管の間を通って

僕のところまで届いた歌

イヤホンはコードレス 絡まりはしない

はずなのに何故かもどかしくなる


大都会の中 一体僕はどうした

立ち尽くしたままガスを吸った

地下鉄のホームは世界に似ていて

止まっている快速に乗り込む


この足で歩いてる
この足を動かした
この僕を生かしてる

神様はいるのかな