Cabaretを観る。
新年初観劇は、日生劇場で行われている「キャバレー」を観て参りました。
出演:藤原紀香さん、諸星和己さん、阿部 力さん、
杜けあきさん、高嶺ふぶきさん、木場勝己さん 他。
演出+訳:小池修一郎さん
私はこのミュージカルが大好きで、
アメリカ、NYに住んでいたときは1998年のブロードウェイの再演版が本当に大好きで、
Studio54に通いました!
個人的に勝手に思い入れがある作品なのです。
それから時がたって、自分の環境も変わり、
心境も変わり、キャストも代わり、演出も代わり。
新しい目でみた、2010年キャバレー@Japan!
これが非常に良かったです!
大感激しました。
小池大先生は日本の方にも情勢が良くわかるようにと、当時のベルリンの状況を分かり易く演出し。
しかしハレンチなキャバレーの感じはふんだんに出して。
英語で聞いたらサラッと流れていた台詞が日本語で聞いたらなんとも生々しく肉々しい。
藤原紀香さんはご自身の内面をさらけだしての?大熱演で、
その力強い歌いっぷりに勇気づけられました!
MC役の諸星かーくんが素晴らしくエキセントリックで挑発的で、
ついでに輝かしいローラースケーティングも見ることが出来ました。
スターになる方は、なるべくしてなるんだなぁ、とその多彩な才能を再確認。
今更ながらかーくん様のプチふぁんになる。
NYで観たときは、まだまだ平和な時に見て、アフガニスタンの戦況も泥沼化してなくって。
私にとってはナチスの迫害とか、理不尽さなんかが遠い存在で。
ベルリンの退廃的な美しさ、自由さ、若さ。
Fossiさんの気だるい振り付けや、丸テーブルや赤いカーペット。
そんなこんなに魅了されていたのです。
今回観たら、ナチスがドイツに蔓延ってくる初期の状況が、
「MASS」というか一般大衆が、
時代の大きな流れに呑まれてナチという政党に傾倒していく状況が。
すっごく怖かったです。
テロ以降のアメリカ在住の時に感じた、戦争が正当化されてきて、
MASSメディアが大衆をあおって、
戦争が泥沼化していくのをなんとなく肌で感じたのが。
今の日本もMASSメディアが物事の上辺を伝えて、本当に大事なことを伝えてないんじゃないのかな、
あら探しばかりして、弱点探ししてはみんなで口を揃えて追い込んでる感じが、
常に感じている自分のしっくりこない感がピッタリきて。
今日の混沌とした世界情勢に、日本の状況が、
1920年代のベルリン、
実はピッタリはまっている気がして
恐怖を感じました。
政権交代があった。
MASS、大衆がどんな分野でも、藁にもすがる思いで「光」/「リーダー」を盲信的に探している感じ。
流されずに、自分の意志で立つことの難しさ。
正義の多様性、etc.etc...
色々再確認させてもらった今回の観劇。
やっぱり、ハレンチだけど、「CABARET」という作品が大好きです。
観ることが出来て良かったです。
ありがとうございます!
出演:藤原紀香さん、諸星和己さん、阿部 力さん、
杜けあきさん、高嶺ふぶきさん、木場勝己さん 他。
演出+訳:小池修一郎さん
私はこのミュージカルが大好きで、
アメリカ、NYに住んでいたときは1998年のブロードウェイの再演版が本当に大好きで、
Studio54に通いました!
個人的に勝手に思い入れがある作品なのです。
それから時がたって、自分の環境も変わり、
心境も変わり、キャストも代わり、演出も代わり。
新しい目でみた、2010年キャバレー@Japan!
これが非常に良かったです!
大感激しました。
小池大先生は日本の方にも情勢が良くわかるようにと、当時のベルリンの状況を分かり易く演出し。
しかしハレンチなキャバレーの感じはふんだんに出して。
英語で聞いたらサラッと流れていた台詞が日本語で聞いたらなんとも生々しく肉々しい。
藤原紀香さんはご自身の内面をさらけだしての?大熱演で、
その力強い歌いっぷりに勇気づけられました!
MC役の諸星かーくんが素晴らしくエキセントリックで挑発的で、
ついでに輝かしいローラースケーティングも見ることが出来ました。
スターになる方は、なるべくしてなるんだなぁ、とその多彩な才能を再確認。
今更ながらかーくん様のプチふぁんになる。
NYで観たときは、まだまだ平和な時に見て、アフガニスタンの戦況も泥沼化してなくって。
私にとってはナチスの迫害とか、理不尽さなんかが遠い存在で。
ベルリンの退廃的な美しさ、自由さ、若さ。
Fossiさんの気だるい振り付けや、丸テーブルや赤いカーペット。
そんなこんなに魅了されていたのです。
今回観たら、ナチスがドイツに蔓延ってくる初期の状況が、
「MASS」というか一般大衆が、
時代の大きな流れに呑まれてナチという政党に傾倒していく状況が。
すっごく怖かったです。
テロ以降のアメリカ在住の時に感じた、戦争が正当化されてきて、
MASSメディアが大衆をあおって、
戦争が泥沼化していくのをなんとなく肌で感じたのが。
今の日本もMASSメディアが物事の上辺を伝えて、本当に大事なことを伝えてないんじゃないのかな、
あら探しばかりして、弱点探ししてはみんなで口を揃えて追い込んでる感じが、
常に感じている自分のしっくりこない感がピッタリきて。
今日の混沌とした世界情勢に、日本の状況が、
1920年代のベルリン、
実はピッタリはまっている気がして
恐怖を感じました。
政権交代があった。
MASS、大衆がどんな分野でも、藁にもすがる思いで「光」/「リーダー」を盲信的に探している感じ。
流されずに、自分の意志で立つことの難しさ。
正義の多様性、etc.etc...
色々再確認させてもらった今回の観劇。
やっぱり、ハレンチだけど、「CABARET」という作品が大好きです。
観ることが出来て良かったです。
ありがとうございます!