ガス人間第一号。 | zenikoのブログ

ガス人間第一号。

いやいや、すごいタイトルですね。

「ガス人間第一号」という演劇を観てきました@シアタークリエ、日比谷。

これが、非常に良かったです。
笑いあり、涙あり。
久しぶりに演劇を観て、泣きました。
というか、久しぶりに演劇を観ました。

パコと魔法の絵本を書いた後藤ひろひとさんが、東宝の劇場で、60年代→東宝映画のリメイクです。
キャストも豪華に、中村中さん+高橋一生さん+伊原剛志さん+中山エミリさんetc.

高橋一生さんって、素晴らしい役者さんですね。
舞台らしからぬ、地味~な役に、地味~な役作りにもかかわらず、ブツブツつぶやきながらも素晴らしいオーラを放ち、どこにいても気になって仕方ない存在感ビリビリしてました。
発する言葉ひとつひとつが不思議に胸に刺さりました。

人間がガスをはなつんですよ。
SF(サイエンスフィクション)なんですよ。
ガス実験の被害者なんですよ。
ホントは優しいこなんですよ。
「人間じゃないやつに人間のルールは通じない!」
「いいえ!人間じゃない者は人間を好きにはならないわ!」


昔のSF物語って、ロマンに溢れていて素敵です。

現代は、サイエンスの技術知識が緻密になりすぎて、
バカな大仰な仮定を行ったら、鼻先で笑われてしまいそうな、
そんな、科学E生活です。
しかし、数十年前は科学がまだまだ大浪漫で、
お伽話と、科学への好奇心がなんだか同列に並んでいたような、
夢も期待も仮説も現実もごっちゃまぜの混沌とした感じだったのでしょうか?

ガス人間がいたのかも。
いや、いるのかも。
そんな夢、いや、恐怖を感じつつ。

なんでもかんでも、ありえない!
とすぐに科学的否定をしちゃうことには浪漫がない!希望がない!と
改めて思いました、、、。

そして!!舞台やっぱり大好き~☆

↓ロビーにいる恐怖のリアル→ガス人間!こわすぎる!
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