「ふざけんなよッ!! 」
松村香織は〈孤独なバレリーナ〉を殴ろうとする。

しかし拳は〈孤独なバレリーナ〉には届かず松村香織は蹴り飛ばされた。


〈孤独なバレリーナ〉は塔の近くにいる金子栞と出口陽は始末すべく歩きだした。
だがすぐに頭を蹴られ倒れてしまう。

「絶対に許さないんだからねッ!!」
松村香織は自身の能力を使い移動して〈孤独なバレリーナ〉を蹴った。

〈孤独なバレリーナ〉はそんな松村香織の足首を掴み、地面へ叩きつける。

「グハッ……」

松村香織は能力を発動しようとするが〈孤独なバレリーナ〉はそんな隙を与えず何回も叩きつける。

そしてまるで人形のようにぐったした松村香織を金子栞の方へ投げた。

「まっちゃん!!……」

松村香織は意識がなくボロボロになっていた。

「どうしよう………」

途方に暮れた金子栞は泣きじゃくる。
そもそも4人がかりで倒せない相手を1人ではどうにもできない。

そうこう泣いている金子栞の前に〈孤独なバレリーナ〉が立つ。

「あ……あぁ……」

金子栞は絶望し目を瞑った。
そして訪れるであろうその瞬間を待つ。




バキッ!!





何やら大きな音がする。
金子栞は恐る恐る目を開けるとそこには出口陽が立っていた。

「陽しゃんッ!!!!!!」

「金ちゃん、ちょっと待ちよってな。




すぐにこいつ片付けるから」

起き上がる〈孤独なバレリーナ〉を蹴りながら言う。

「(すごぉい……陽しゃんにこんな力があるなんて……)」

金子栞が驚くぐらい出口陽の力はすごかった。

「いい加減………倒れろ!!」

出口陽は息を切らしながら殴る。








「(………??何か様子がおかしい…)」

それは圧倒しているはずの出口陽のほうが倒れそうだからだ。

「うっ……」

そして〈孤独なバレリーナ〉から反撃を受け倒れてしまった。

出口陽の力は追い込まれたから発揮した力ではなく、自分のスタンド能力によって自分の生命力を吸い取りパワーに変えていたのだった。

だから出口陽の命は持ってあと数分……
出口陽自身もそれが分かっていた。

「(金ちゃんだけは守りたいな……
かなちゃんやはーちゃんに会いたかったな……)」

そう思いながら出口陽は拳を振りかぶった。

「〈この胸のバーコード〉!!」