東芝北九州工場閉鎖
もう、20年以上前のことですが、この東芝北九州工場に行ったことがあります。
ジーニックに移る前に勤めていた半導体製造装置関連のベンチャー企業で、
当時、排水処理機開発の仕事をしていました。この分野はまったくの新規事業で
一人でゼロからいろいろ手探りで実験や試作を繰り返していました。そうした
実験の一環として、排水処理の効果を調べるために、北九州工場の製造装置に
試作機(そんなに大型のものではなく、1m 四方で高さが 1.5m くらいだったと
記憶しています)をつながせてもらいデータ取りをすることになりました。この話、
特に東芝さんに直接のメリットがあるわけでもなく、無理を言って試作装置を
持ち込みました。
半導体のリードに半田コーティングする装置の洗浄排水にその試作機を
接続し、一定時間ごとに処理済み排水サンプルを持ち帰るというのが
実験内容で、作業そのものはそれほど大変ではありません。接続を
完了して、最初のうちは順調に稼働していました。それが、何が理由
だったのか今となっては忘れてしまいましたが、ちょっと機械のそばを
離れていたすきに排水が詰まってフロアの一角が水浸し!生産ラインの
オペレーターの方が気づいて知らせてくれて、あわてて駆けつけ復旧
しましたが、大変なことになったと青ざめました。
納品した装置の試運転などであればともかく、まったくの好意で実験場所を
提供してそんなトラブルを起こされたのですから、すぐに中止して撤収しろと
言われても文句の言えない状況です。それが、まったく怒られもせず
オペレーターの方も苦笑するだけで、なんとか予定通り最後までサンプル
データの収集をさせてもらうことができました。当時、東芝さんはその
ベンチャー企業にとってビッグユーザでしたから、もし大問題になって
いたらと思うと、今思い出してもぞっとします。
たかだか 20 年ほど前の出来事なのに、なんとも牧歌的な話ですが、日本の
半導体産業の黄金期だったがゆえに、工場全体にそういう余裕もあったのか
もしれません。結局、東芝北九州工場に行ったのはその一度きりなのですが、
昔そのような大失敗をしでかしたこともあり、今回閉鎖されると聞いて
なんとも寂しい思いがいたしました。
< Paradiso >
ジーニックに移る前に勤めていた半導体製造装置関連のベンチャー企業で、
当時、排水処理機開発の仕事をしていました。この分野はまったくの新規事業で
一人でゼロからいろいろ手探りで実験や試作を繰り返していました。そうした
実験の一環として、排水処理の効果を調べるために、北九州工場の製造装置に
試作機(そんなに大型のものではなく、1m 四方で高さが 1.5m くらいだったと
記憶しています)をつながせてもらいデータ取りをすることになりました。この話、
特に東芝さんに直接のメリットがあるわけでもなく、無理を言って試作装置を
持ち込みました。
半導体のリードに半田コーティングする装置の洗浄排水にその試作機を
接続し、一定時間ごとに処理済み排水サンプルを持ち帰るというのが
実験内容で、作業そのものはそれほど大変ではありません。接続を
完了して、最初のうちは順調に稼働していました。それが、何が理由
だったのか今となっては忘れてしまいましたが、ちょっと機械のそばを
離れていたすきに排水が詰まってフロアの一角が水浸し!生産ラインの
オペレーターの方が気づいて知らせてくれて、あわてて駆けつけ復旧
しましたが、大変なことになったと青ざめました。
納品した装置の試運転などであればともかく、まったくの好意で実験場所を
提供してそんなトラブルを起こされたのですから、すぐに中止して撤収しろと
言われても文句の言えない状況です。それが、まったく怒られもせず
オペレーターの方も苦笑するだけで、なんとか予定通り最後までサンプル
データの収集をさせてもらうことができました。当時、東芝さんはその
ベンチャー企業にとってビッグユーザでしたから、もし大問題になって
いたらと思うと、今思い出してもぞっとします。
たかだか 20 年ほど前の出来事なのに、なんとも牧歌的な話ですが、日本の
半導体産業の黄金期だったがゆえに、工場全体にそういう余裕もあったのか
もしれません。結局、東芝北九州工場に行ったのはその一度きりなのですが、
昔そのような大失敗をしでかしたこともあり、今回閉鎖されると聞いて
なんとも寂しい思いがいたしました。
< Paradiso >
ウォークマン A860シリーズ(その2 付属イヤフォン)
前回の記事でちょっと触れていた付属イヤフォンでの音質とノイズキャンセリング
効果について簡単ですがレポートします。
まず、ノイズキャンセリング効果については結論的には想像していたほどの効果は
感じられませんでした。地下鉄などで通勤しているわけではなく、テストしたのは
「けいおん!」のラッピング電車で一時的に有名になっている京阪の路面電車
ですので、もともとの車内騒音もそれほど大きくないのですが...。
なお、感度の調整項目をいじってもあまり変化はありませんでした。
むしろ、ノイズキャンセリング効果よりも、無音時のホワイトノイズが少し気に
なりました(もちろん、音楽再生時に気になるほどの大きさではないので、
実害はないレベルです)。ただ、ノイズキャンセリング機能のオンとオフで音質
自体にはあまり差を感じなかったので、その点は優れていると思います。
あと、付属イヤフォンの絶対的な音質としては、やはり、EX90SL とは相当な差が
あります。高低のレンジ、音像の凝縮感、定位の明確さ、おそらくどなたでも一聴
してわかるほどの違いがあります。EX90SL は生産終了になって久しいですが、
オークションでは偽物が横行し、素性の確かな新品ならプレミアが付くほどの名機
です。そもそも、DAP 付属のイヤフォンと比較するのが間違ってますね。
逆に言うと、A860 シリーズの真価を発揮させるには EX90SL レベルのイヤフォンが
必須と思います。
< Paradiso >
効果について簡単ですがレポートします。
まず、ノイズキャンセリング効果については結論的には想像していたほどの効果は
感じられませんでした。地下鉄などで通勤しているわけではなく、テストしたのは
「けいおん!」のラッピング電車で一時的に有名になっている京阪の路面電車
ですので、もともとの車内騒音もそれほど大きくないのですが...。
なお、感度の調整項目をいじってもあまり変化はありませんでした。
むしろ、ノイズキャンセリング効果よりも、無音時のホワイトノイズが少し気に
なりました(もちろん、音楽再生時に気になるほどの大きさではないので、
実害はないレベルです)。ただ、ノイズキャンセリング機能のオンとオフで音質
自体にはあまり差を感じなかったので、その点は優れていると思います。
あと、付属イヤフォンの絶対的な音質としては、やはり、EX90SL とは相当な差が
あります。高低のレンジ、音像の凝縮感、定位の明確さ、おそらくどなたでも一聴
してわかるほどの違いがあります。EX90SL は生産終了になって久しいですが、
オークションでは偽物が横行し、素性の確かな新品ならプレミアが付くほどの名機
です。そもそも、DAP 付属のイヤフォンと比較するのが間違ってますね。
逆に言うと、A860 シリーズの真価を発揮させるには EX90SL レベルのイヤフォンが
必須と思います。
< Paradiso >
DAP購入
あまりに感動したので久しぶりにオーディオネタを投稿します。
今月発売されたばかりのソニーの新しい Walkman NW-A866 を購入しました。
Walkman ブランドの製品は、はるか昔 CD Walkman を買って以来のこと。
今まで DAP はずっと東芝の gigabeat U シリーズを使ってきました。
ご存じの方も少ないと思いますが、この製品は隠れた名機で同時代の DAP の
中でも音質的にはかなり優秀なものでした。
しかし、容量は 2G しかなく、ずっとこれの後継になるものを探していました
(wav で運用しているので容量的にかなり厳しいのです)。iPod touch や
Walkman シリーズ等、新機種発表のたびに何度も買いかけたことはあるのですが、
どうしても最後の踏ん切りがつかずに買いそびれてきました。
それが、なぜか今回の A860 シリーズには惹かれるものがあって、
正式発売日以前に先行発売していた家電量販店の店頭で購入してしまいました。
ピンとくるものがあったとはいうものの、メーカーがいう「ウォークマン
史上最高音質」というのが本当かどうか半信半疑の部分もあったのですが、
これはウォークマン史上というより、紛れもなく DAP 史上最高の音ではないで
しょうか。外で聴くのにこれ以上のものが必要だろうかとすら思います。
低音~高音の周波数レンジが広いのはもとより、何より素晴らしいのはボーカルや
個々の楽器の音像の明確さが際だっている点です。音楽が非常に立体的に聞こえ
ます(たぶん、位相特性が相当優秀なのでしょう)。
ソースによっては VRDS25XS にスタックスの SR-007 + SRM007t をつないでいる
自宅のシステムより気持ちよく聴ける気さえします。
ちなみに、上記の感想はイヤホンにソニーの EX90SL をつないでのものです
(付属のイヤホンによるノイズキャンセリング効果はまだ試していません)。
同じソニーの新しい EX1000 やゼンハイザーの IE8 あたりをつなげると
どうなるだろうかと考えたりもしますが、屋外用としては今の EX90SL でも
十分すぎるほどです。
iPhone に代表されるスマートフォンの利便性を否定するものではあり
ませんが、個人的にやはり音楽は専用機で聴きたいものです。そしてもちろん、
専用機であればそれに見合う音質が求められるのは当然のこと、その要求に
見事に応え、マスプロダクションの製品として世に送り出すことが出来る
日本のモノづくりは改めて素晴らしいと再認識しました。
< Paradiso >
今月発売されたばかりのソニーの新しい Walkman NW-A866 を購入しました。
Walkman ブランドの製品は、はるか昔 CD Walkman を買って以来のこと。
今まで DAP はずっと東芝の gigabeat U シリーズを使ってきました。
ご存じの方も少ないと思いますが、この製品は隠れた名機で同時代の DAP の
中でも音質的にはかなり優秀なものでした。
しかし、容量は 2G しかなく、ずっとこれの後継になるものを探していました
(wav で運用しているので容量的にかなり厳しいのです)。iPod touch や
Walkman シリーズ等、新機種発表のたびに何度も買いかけたことはあるのですが、
どうしても最後の踏ん切りがつかずに買いそびれてきました。
それが、なぜか今回の A860 シリーズには惹かれるものがあって、
正式発売日以前に先行発売していた家電量販店の店頭で購入してしまいました。
ピンとくるものがあったとはいうものの、メーカーがいう「ウォークマン
史上最高音質」というのが本当かどうか半信半疑の部分もあったのですが、
これはウォークマン史上というより、紛れもなく DAP 史上最高の音ではないで
しょうか。外で聴くのにこれ以上のものが必要だろうかとすら思います。
低音~高音の周波数レンジが広いのはもとより、何より素晴らしいのはボーカルや
個々の楽器の音像の明確さが際だっている点です。音楽が非常に立体的に聞こえ
ます(たぶん、位相特性が相当優秀なのでしょう)。
ソースによっては VRDS25XS にスタックスの SR-007 + SRM007t をつないでいる
自宅のシステムより気持ちよく聴ける気さえします。
ちなみに、上記の感想はイヤホンにソニーの EX90SL をつないでのものです
(付属のイヤホンによるノイズキャンセリング効果はまだ試していません)。
同じソニーの新しい EX1000 やゼンハイザーの IE8 あたりをつなげると
どうなるだろうかと考えたりもしますが、屋外用としては今の EX90SL でも
十分すぎるほどです。
iPhone に代表されるスマートフォンの利便性を否定するものではあり
ませんが、個人的にやはり音楽は専用機で聴きたいものです。そしてもちろん、
専用機であればそれに見合う音質が求められるのは当然のこと、その要求に
見事に応え、マスプロダクションの製品として世に送り出すことが出来る
日本のモノづくりは改めて素晴らしいと再認識しました。
< Paradiso >