諌山創君の「進撃の巨人」のおかげで、日田市が聖地になっています。聖地の由縁は古代にあり、奈良・平安時代に歴史的に超有名な巨人と言われる僧侶が三人、日田に来ました。

 

まず、修験道の開祖である役小角(役行者)(634伝~701伝)です。有田風土記や烏宿(からどまり)神社の由来に書かれてあり、英彦山に来て、岳鬼滅山から戸山岳を通って大山町の烏宿山に登り、ここで7年間修行したとのことです。現在、烏宿神社があります。大山ダムや道の駅の進撃の巨人ミュージアムを見たら登ってみてください。

 

次に日本仏教の祖師と言われた東大寺の大仏に関わった行基菩薩(668年~749年)です。聖武天皇の御命で巡行に来たおり、天瀬町高塚に寄られ、ご神木に金色の光を放つ宝珠を見て、ご神木から地蔵菩薩を掘られ、「まことの心をもって宝珠、地蔵尊に祈願するなら広く万物は産み栄え、一切のご利益を与えられよう」と説かれました。これが現在の「高塚愛宕地蔵尊」です。願いが叶う高塚地蔵尊として全国各地から参拝に来られます。

 

三人目が知らない人はいない弘法大師空海(774年~835年)です。中国に留学して密教の第八祖として帰国した空海は太宰府の観世音寺に三年間留め置かれます。そのときに九州各地を巡行し、日田市天瀬町の高塚地蔵尊の手前の藪不動尊に野宿し、高塚地蔵尊を参拝し、熊本県小国町の杖立温泉に行き、温泉を見つけてものと言われています。ホテルひぜんや下の洞窟の元湯がそうでしょう。そして烏宿山にも登ったのではと推察しています。

 

「進撃の巨人」の聖地巡りをして、日田のスピリチュアルスポットとして三人の巨人の足跡を巡行してみませんか。南~無 感謝!合掌 禅月。